関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
先週はとにかく大きく上昇した1週間となりました。
米国の物価指数である消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)が、
インフレのピークアウトを期待させる内容となっており、
これを受けた米国株に強い動きが見られました。
そしてそれに呼応する形で日本株も、
オプションSQという需給イベントをクリアしながら大きく上昇した週となりました。
とにかく先週は「強かった」の一言に尽きると思います。
けれど千竃としては金融政策正常化に対する弱気からの市場心理と、
それによって米国や日本のETFのショートポジションを構築されたことによる、
2つの短期的な需給を巻き込んだ形での上昇だったのではないかとも思います。
図の週足の日経平均株価のチャートを見ると結果的には美しいチャートの形となりました。
ただ価格帯別出来高で見ると実は壁があります。
この2年間で非常に商いを伴ったところがあり、それが約28,700~28,800円の間となっており、
ここをどうやってクリアするのかは気を付けておきたいポイントだと思います。
今年の3月以来大きく52週移動平均線を上抜きました。
6月の時は52週移動平均線が上値抵抗線となっていましたが、それを易々と上抜いた形となりました。
これは円安の恩恵も大きく関係していると思いますが、一番は日本株の好業績が影響したからだと思います。
今週の投資戦略としてはいくつかのポイントに注意しながら動きたいと考えています。
日経平均VIを20ポイントを背にした形でのオプションの売買や、
ボラティリティが水曜日の引け値より超えてきたら相場の調整を考えたいと思います。
とりあえず日経平均VIが20ポイントを超えない限りは、少し強気に行きたいと考えています。
また米国株の場合は、S&P500の4,200ポイントを背にして考えていきたいところです。
つまり4200ポイントを割り込まない限りは強気で行きたいと考えています。
そして日経平均株価は28,300円を背にして考えていきたいです。
相場観としてはQTだったり、米国株の状況や、
ウクライナや台湾海峡の地政学リスクだったりと、
非常にリスクを感じさせる相場展開ではありますが、
現状上昇しているので背に腹を変えられない状況となっています。
なので、日経平均VIの20ポイントや日経平均株価28,300円、
S&P500の4,200ポイントの3つのポイントに注意しながら、
投資収益をやや強気目線で迎えたいと思います。
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