関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
3日の日経平均株価は26,215円と反発となりました。
日経平均株価のチャート上では久しぶりの大きな陽線となりました。
ただ今回の上昇は改めて日本株が評価されたというよりは所謂月初などの需給があった為の動きだった様に感じます。
ただ日経平均株価が強い一日だったとは思います。
先週末はネガティブニュースが出たことによって恐怖感MAXで過ごした投資家たちが多かったと思います。
リスクオフ時のネガティブニュースは、本来悪材料ではないものですらネガティブに捉えてしまいます。
そういったものが3日の反転のきっかけになった様に思いました。
3日の相場は日本株も強く、今まで売り込まれていた株が一斉に騰がった印象がありました。
今までは下がるからプットオプションを買う、下がるからコールオプションを売るといった流れでしたが、
10月はマイナーSQでそこまでボリュームがないということもあり、
相場の反転とは確定は出来ませんが、主戦場がオプション取引から日本株に移り始めている様な印象を受けました。
株式市場を見ると、海運株や半導体株が特に強かった様に感じました。
海運大手3社は軒並み上昇となり9101 日本郵船は5.35%の上昇、
9104 商船三井は5%の上昇、9107 川崎汽船は4.82%の上昇となりました。
半導体株では8035 東京エレクトロンが4.59%の上昇、6323 ローツェが7.46%の上昇、
8155 三益半導体工業は12.54%の上昇、4369 トリケミカル研究所は5.69%の上昇となりました。
一方で9501東京電力HDは3.03%の下落、9503 関西電力は5.28%の下落と電力株は軒並み下落していたのが目立ちました。
電力株は生活のインフラということもあり、下がる相場の時には結構選ばれる銘柄なのですが、
この電力株が下がったということは株がリスクオンになったということではないかと思いました。
先週クレディ・スイスのCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)は2009年以来の高水準となり、
株価では上場来安値更新となりました。
CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)とは簡単に言えば倒産保険の様なもので、
金融界隈ではCDSが高い企業ほど破綻の危険性が高いと言われています。
ちなみリーマンショック時にはモルガンスタンレー銀行は800bpまでいったといわれています。
とはいえこのニュースが話題になったのはリスクオフの週末特有の動きだった様に思います。
不安心理が売りを呼ぶことになりますが、週末には売買が出来ない為悪い方向にばかり考えてしまいがちになります。
なのでリスクオフの週末にはこういったネガティブなニュースが出やすいので注意しておいた方がいいと思います。
そしてクレディスイスがウォーレン・バフェット氏に救済を求めているといった真偽不明な情報まで出始めています。
こういった真偽不明な情報に振り回されるよりも真実に注目した方が良いです。
そして真実といえるものは企業が生み出す価値なのでそういったところをもっと重視すべきだと思います。
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