関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
先週の日本株市場を振り返ると、
日経平均株価もTOPIXもマザーズもほとんどが上昇していました。
米国株のS&P500が約1%高だったのに対し、日経平均株価自体は約4%高となっており、
米国と比べて日本の相対的なパフォーマンスが強かったと思います。
色んな株式が上がり、先物やオプションのコールオプションも上昇してリスクオンの1週間だったと思います。
これは日本株の月曜日からの勢いが金曜日まで続いたからだと思います。
特に日本株の中でもインバウンド関連銘柄が中心になっていたと思います。
やはり10月11日にインバウンドが全面解禁になることが大きく影響したと思います。
ただ金曜日の米国9月の雇用統計を経て、日経平均CFDは26,700円台まで下落しているので、
この辺りが今週気になるところだと思います。
なぜ金曜日の9月の雇用統計を経て米国株が暴落したのか考えると、
簡潔に表すと「Good News Is Bad News」だったからです。
今回の雇用統計では失業率が3.5%に低下しており、グッドニュースだったのですが、
この結果ではFRBの金融引き締めがこのまま継続される見通しとなり
バッドニュースへとなってしまいました。
月曜日に発表されたISM製造業景況感指数は非常に悪い景況感だったので、
FRBの金融引き締めが弱まるのではないかという思惑で米国市場は上昇していました。
今回はそれとは真逆のことが行われたということです。
またインフレの第2波が来ようとしていることも関係していると思います。
先週木曜日辺りから食料価格が上昇しており、
原油もOPEXの減産やロシアの原油輸出停止などで上がっています。
なのでこういったことがインフレの第2波となるのではないかと思います。
今週の気になる投資スケジュールとしては、
12日にFOMC議事録が公表が控えており、13日には9月の消費者物価指数、
日経平均株価への寄与度が高い9983 ファーストリテイリングの業績発表、
14日には日本のオプションSQが控えています。
今週はこのままの調子でいくと、また日本株の買い場が到来する可能性があります。
10月11日からインバウンドが全面解禁されるので、
日本株の底支えはインバウンド株から始まるのではないかと思います。
そしてオプション取引であれば利食いする1週間になるかと思います。
10月末辺りから業績発表も控えているので、そこを睨みながらの1週間になるかと思います。
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