日経平均株価　下落　トレンドは変わるか？

 

 

 

今週の日経平均株価は週間ベースで479円57銭安、22450円79銭で引けました。

 

21日、22日までジリ高が続いていましたが23日と24日の2営業日で500円を超える下げ。これで勝負あり。

 

ただ、前週まで8週連続上昇していましたから妥当な調整の範疇ですね。

 

25日の日経平均株価は小幅反発となりましたが、外部環境が不透明でセンチメントは良くありません。

 

 

ドル円　ドル安円高に

 

 

 

株価の重石になったのが円高。

 

前週まで米長期金利上昇と連動してドル高円安の流れが続いていましたが、ストップ。

 

現在１ドル＝１０９円４０銭付近で推移しています。

 

４月以降結構円安に振れましたが、日足チャートを見ると円高トレンドはまだ変わっていません。

 

 

日経VI　上昇するもまだ低水準

 

 

 

日経VIは上昇しましたが、まだ15.76。

 

懸念材料山積ですが、VIX指数も殆ど上昇していません。

 

まだ市場心理はそれ程悪化していないようです。

 

 

海外投資家の買い越し、個人投資家の売り越し続く

 

 

 

 

 

きのう引け後に発表された前週分の週次投資主体別売買動向では海外投資家が現物・先物ともに買い越しで7週連続の買い越し。

 

前週の日経平均株価が上昇していましたのでこれは想定内。

 

個人投資家は相変わらず売り越し。8週連続の売り越しで現物・先物ともに売り越し。

 

今週は少し下げましたが・・・恐らく海外投資家は売り越したものと思われます。

 

個人投資家がどう動いたのか注目ですね。

 

今週はリスク要因が一気に健在化してきた1週間となりましたが、上述のようにVIX指数や日経VIは殆ど動いていません。

 

逆にこれが不気味ですが・・・新興国通貨安などをみても、米長期金利上昇の影響は着実に顕在化しています。

 

あと、米朝会談が中止され、表面上は地政学リスクが再燃したはずなのに原油価格が足元下落している点も気になります。

 

もうひとつは金利上昇。米10年債利回りは足元で上昇一服となっていますが、

 

米30年固定住宅ローン金利は2011年5月以来7年ぶりの水準まで上昇してきました。

 

警戒しているときは案外株価は下げないものですが、慎重にならざるを得ないといったところ。

 

どこで何を買うのか、何を売るのかしっかりと戦略を携えて臨みたい局面ですね。

 

 

暁投資顧問　平下

 

 

 

 

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