関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
イタリア 政情不安 長期金利上昇
イタリアで株安、金利上昇が続いています。
5月29日の伊FTSE MIB指数は2.7%安。10年債利回りは3.178%。
10年債利回りに関してはその水準より上昇のスピードに注目。
5月に入って急騰しており、2月の米長期金利上昇時の比ではありません。
私は5月21日のブログにこのイタリア10年債利回りの急上昇を警戒していると書きましたが、
ここにきて、イタリアの政情不安が世界株安の要因として取り上げられています。
イタリアで首相に指名されたコッタレッリ氏が閣僚人事でマッタレッラ大統領の同意を得られず、
両氏がきょう30日も同意できなければ議会解散で選挙の可能性が出て来たました。
これをうけていきなり「イタリア、ユーロ離脱の懸念」という飛躍した報道が出ていますが・・・
ちょっと騒ぎすぎのような気がしますね。軽視は出来ませんが、まだ過剰に警戒する必要はないと思います。
イタリアの政情不安以外にもリスクが山積しており、今は何がリスクオフの火付け役になるのか読めない状況。
鵜の目鷹の目でマーケットと対峙して参ります。
暁投資顧問 平下
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