関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
投資・トレードに向いていない人はどんな人?
勝てる手法を探している方は多いと思います
昨年の日経平均株価はもみ合いの期間が長く、秋まで凪相場が続きました。
そのもみ合いのレンジ下限で225先物を買い、上限で売ればボラティリティのない相場でも利益が出せました。
ただ、そんなものは結果論に過ぎません。
それは上昇相場でも下落相場でも同じで後から振り返って初めて分かることです。
今仮に相場の動きに上手に乗れていたとしても、それがいつまで続くのかは分かりません。
その時の相場に応じて手法を変えるのも不可能に近いです。探求を続けるしかないのです。
では、手法ではなくメンタルが大事なのかと聞かれることがありますが、私はそれも違うと思います。
トレードや投資でメンタルに問題が発生した場合、それがどこから来ているのか原因を知る必要があります。
そうすると、大半は資金管理を無視した過大なポジション、決めたロスカットを守らなかった、
値動きを見て飛びついたら逆に動いた・・・という無計画さが原因になっています。
そういう無計画さから来る心理負担は計画をしっかり守ることで改善できます。
厄介なのは無計画が原因ではない場合です。
「明日の相場がどう動くのか分からない」「あの人は凄い儲けてるのに自分はそんなに儲けていない」
「計画通り損切りしたらその後に損切りした銘柄が急騰した」
「仕掛けた直後に大きな含み損が発生した」・・・そんなときにストレスが発生しがちです。
私も昔はそういうことが起こる度にストレスを感じていましたが、あるときから殆ど感じなくなりました。
私は何か目標を掲げるときに、まず「自分の力で変えられるかどうか」を考えるようにしています。
自分の力で変えられないことはいくつもあります。
天気、相場、人の気持ち、みな努力でどうにか出来るものではありません。
明日の相場がどう動くのか?、自分の買った銘柄が明日どう動くのか?そんなことは誰にも分かりません。
自分のなかで明確にそう割り切れるようになってから、あまり日々の相場に一喜一憂しなくなりました。
これは、割り切れない人もいると思います。
割り切れない人に共通しているのは執着心の強さです。
多くの人はお金が欲しくて投資やトレードをする訳ですが、
金銭への執着心があまりに強い方はそれがアダになりますし、投資・トレードには向いていないと思います。
暁投資顧問 平下
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