関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
ナスダック指数 最高値更新 FAANGの上昇は続く?
昨年の株高を牽引したハイテク株ですが、今年2月以降は調整していました。
それが4月以降上昇を続け、昨日6月4日終値ベースでの高値を更新してきました。
非常に強いです。
NYSE FAANG+ INDEX
FAANGはご存知だと思いますが、NY市場にFAANG+ INDEXという指数があります。
お馴染みFAANGに5銘柄を足した指数なのですがこれも非常に強く、上場来高値をつけています。
構成銘柄はFacebook、Apple、Amazon、Netflix、Google、Alibaba、Baidu、NVIDIA、Tesla、Twitterの10銘柄。
他の指数との比較
上のチャートは2014年9月19日~2018年5月18日までの4指数を比較したものです。
青の線がNYSE FANG+ Indexです。
水色がNASDAQ、黒がS&P500、灰色がS&P500 Info Techです。
S&P500 Info TechはS&P500のハイテク企業で構成される指数です。
この3年半の間のFAANG+Indexの上昇が突出していることが良く分かります。
構成銘柄のAlibabaとBaiduは中国の企業ですが、中国のインターネット企業の影響も大きいです。
トランプ大統領は中国に対し貿易不均衡是正を主張していますが、中国に脅威を感じるのもやむなしでしょう。
・・・それはさておき、世界中のお金が上記の銘柄に流れ込んでいます。
先日、情報流出が問題になったFacebookもあっさり急落前につけた高値を更新。
全体相場が調整する際、それまで最も買われてきたものがまず売られるというセオリーがありますが、
このFAANG+Indexは2月急落の際に殆ど下げず、3月初旬に高値を付けてそこから調整しています。
先行指標としてはあまり使えなさそうですが、、、
2015年末~2016年2月にかけて全体相場が調整したときはこのFAANG+INDEXも大きく調整しています。
全体相場が本格的な調整になるかどうかを測る指標としては有効だと思います。
これが崩れ始めたら、2月程度の調整では済まないでしょうね。
暁投資顧問 平下
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