6月13日FOMCは事前予想通り利上げ

FRB 今年二回目の利上げを決定

 

 

                                                             平成30年6月13日(水)パウエルFRB議長

 

 

6月13日のFOMCでFRBは今年二回目の利上げを決定しました。

 

利上げ幅は0.25bp(年1.75%→2.00%)とここまでは市場予想通り。

 

注目された今後の利上げペースですが2018年の利上げ回数を4回と従来の3回から増やしました。

 

加えてフォワードガイダンスから

 

「政策金利は当面長期的に適切とみる水準を下回って推移する」という文言が削除されました。

 

市場予想よりもタカ派的なFRBの姿勢が明らかになり、13日の米株市場ではNYダウが119ドル安。

 

119ドル安といっても0.5%に満たない下落で、実質的には殆ど動きなし。

 

米長期金利はやや上昇しましたが、まだ3%を下回る水準。

 

ドル円もFOMCの結果を受けて瞬間的にドル高円安に跳ねましたが、足元ではややドル高円安に振れています。

 

きょうは新興国の株価も下落しており、FRBのタカ派的なスタンスを嫌気したように見えますが・・・

 

きのうは「米国の中国からの輸入品に対する追加関税が早ければ今週金曜日にも発動する可能性がある」

 

という報道が出ており、FOMCの結果よりも貿易戦争リスクを嫌気した可能性もあります。

 

前回、3月21日FOMCでの利上げ後も追加関税措置に関する報道が出て大きく下げる場面がありました。

 

今夜はECB、明日は日銀会合とイベントが続く上に貿易戦争への懸念もあり、暫くは神経質な展開が続きそうです。

 

まぁ、積極的にリスクを取るような局面でもありませんし暫くは様子見~個別株対応ですかね。

 

 

 

暁投資顧問 平下

 

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