テンセント、13年ぶりの減益発表

テンセント(騰訊) モンスターハンターワールド 販売差し止め

 

 

平成30年8月16日(木)モンスターハンターワールド

 

 

15日に中国のテンセントHDが決算を発表しました。

 

純利益が2%減で13年ぶりの減益となりました。

 

テンセント?たかが中国のゲーム会社だろ?と思う方いらっしゃるかも知れません。

 

しかし、侮ってはなりません。

 

テンセントは現在、世界企業の時価総額ランキングで8位。

 

時価総額はトヨタや韓国のSAMSUNGを優に超える50兆円近い大企業です。

 

減益要因はゲームの不振。

 

先日人気ゲームのモンスターハンターワールドの販売差し止めが報じられましたが、

 

人気戦闘ゲーム「プレイヤーアンノウンズ・バトルグラウンズ(PUBG)」や、

 

「フォートナイト」のリリースも承認されておらず、中国当局の規制が同社業績のカギとなりそうです。

 

米中貿易摩擦も中国に有効な手立てなしと見る方は多いですが、

 

今後は中国が外資企業に何らかの規制をかける可能性もないとは言えません。

 

しかし、今回のケースを見ても他国籍企業が中国へ進出するのは難しいでしょうね。

 

今話題のスタートトゥデイの前澤さんもかつて、

 

孫さんのアドバイスで中国市場進出を試みたことがあったそうですが撤退したそうです。

 

今はトルコリラ急落がマーケットを騒がせていますが、私はそれよりも中国が気になります。

 

きのう発表された中国7月鉱工業生産も冴えませんでしたが、中国が目先の経済と長期的にみた米国との覇権争い、

 

どちらを優先するのかに注目ですね。

 

日本の様に事なかれ主義で米国に迎合するようであれば、一旦風向きは変わるかも知れません。

 

逆に、米国との対立姿勢を鮮明にした場合は荒れそうです。

 

暁投資顧問 平下

 

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