関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
日経平均株価 9月の傾向
8月は弱い傾向がありましたが、今年の8月は上昇しました。
9月の日経平均株価はどうでしょうか?
1990年以降の9月の日経平均株価をみてみましょう。
2017年9月 20356円 +710円
2016年9月 16449円 -437円
2015年9月 17388円 -1502円
2014年9月 16173円 +748円
2013年9月 14455円 +1066円
2012年9月 8870円 +30円
2011年9月 8700円 -254円
2010年9月 9369円 +545円
2009年9月 10133円 -359円
2008年9月 11259円 -1813円
2007年9月 16785円 +216円
2006年9月 16127円 -13円
2005年9月 13574円 +1160円
2004年9月 10823円 -258円
2003年9月 10219円 -124円
2002年9月 9383円 -236円
2001年9月 9774円 -938円
2000年9月 15747円 -1114円
1999年9月 17605円 +168円
1998年9月 13406円 -701円
1997年9月 17887円 -341円
1996年9月 21556円 +1389円
1995年9月 17913円 -204円
1994年9月 19563円 -1064円
1993年9月 20105円 -920円
1992年9月 17399円 -662円
1991年9月 23916円 +1580円
1990年9月 20983円 -4994円
9月は過去28年間で10勝18敗。8月同様に非常に弱い月となっています。
但し、アベノミクス相場が始まった2013年以降で見ると3勝2敗と勝ち越し。
近年は強いです。(8月は先月の勝ちをいれても2勝4敗:2013年以降)
先月も上昇しましたし季節性はあまり意識しない方が良いかも知れませんね。
2013年以降の9月前後の動きを振り返ると、2013年は9月に弾みをつけ年末まで上昇、
2014年は9月弾みをつけたと思いきや10月に急落、しかし10月末の黒田バズーカ第2段でその後急騰
2015年は8月チャイナショックの余波で9月も軟調。10月、11月は反発。
2016年9月は米大統領選前で神経質な相場展開となりましたがトランプ大統領誕生で11月以降急伸。
そして昨年2017年は9月に底打ちし11月初旬まで上昇が続きました。
今月を含めて今年もあと4ヶ月。
秋から年末にかけては上昇すると見る市場参加者多いと思います。
近年の秋~年末高になった年は黒田バズーカ第2段やトランプ政策期待などが上昇に寄与してきました。
半面、下げた2015年はチャイナショックが尾を引きました
足元中国経済への懸念が強まる状況ですが、懸念を吹き飛ばすような追い風が吹けば上昇。
そうしたフォローなくリスクが顕在化すれば軟調。そんな材料頼みの展開を予想します。
今年は11月に米国で中間選挙もありますので、秋は事前調査の報道などで荒れそうですね。
2016年の米大統領選もそうでしたが、イベントの結果は予想出来ません。
イベントの結果を予想してヤマは張れません。
それよりも米中貿易摩擦や新興国通貨安が実体経済にどれほど影響を与えるのか、
追加関税発動前の駆け込み需要の反動は出ないか、
その辺りの数字を見て戦略・戦術を立てて行きたいと思います。
暁投資顧問 平下
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