日経平均株価 9月の傾向

日経平均株価 9月の傾向

 

平成30年9月4日(火)日経月足

 

8月は弱い傾向がありましたが、今年の8月は上昇しました。

 

9月の日経平均株価はどうでしょうか?

 

1990年以降の9月の日経平均株価をみてみましょう。

 

 

2017年9月 20356円 +710円

 

2016年9月 16449円 -437円

 

2015年9月 17388円 -1502円

 

2014年9月 16173円 +748円

 

2013年9月 14455円 +1066円

 

2012年9月 8870円 +30円

 

2011年9月 8700円 -254円

 

2010年9月 9369円 +545円

 

2009年9月 10133円 -359円

 

2008年9月 11259円 -1813円

 

2007年9月 16785円 +216円

 

2006年9月 16127円 -13円

 

2005年9月 13574円 +1160円

 

2004年9月 10823円 -258円

 

2003年9月 10219円 -124円

 

2002年9月 9383円 -236円

 

2001年9月 9774円 -938円

 

2000年9月 15747円 -1114円

 

1999年9月 17605円 +168円

 

1998年9月 13406円 -701円

 

1997年9月 17887円 -341円

 

1996年9月 21556円 +1389円

 

1995年9月 17913円 -204円

 

1994年9月 19563円 -1064円

 

1993年9月 20105円 -920円

 

1992年9月 17399円 -662円

 

1991年9月 23916円 +1580円

 

1990年9月 20983円 -4994円

 

 

9月は過去28年間で10勝18敗。8月同様に非常に弱い月となっています。

 

但し、アベノミクス相場が始まった2013年以降で見ると3勝2敗と勝ち越し。

 

近年は強いです。(8月は先月の勝ちをいれても2勝4敗:2013年以降)

 

先月も上昇しましたし季節性はあまり意識しない方が良いかも知れませんね。

 

2013年以降の9月前後の動きを振り返ると、2013年は9月に弾みをつけ年末まで上昇、

 

2014年は9月弾みをつけたと思いきや10月に急落、しかし10月末の黒田バズーカ第2段でその後急騰

 

2015年は8月チャイナショックの余波で9月も軟調。10月、11月は反発。

 

2016年9月は米大統領選前で神経質な相場展開となりましたがトランプ大統領誕生で11月以降急伸。

 

そして昨年2017年は9月に底打ちし11月初旬まで上昇が続きました。

 

今月を含めて今年もあと4ヶ月。

 

秋から年末にかけては上昇すると見る市場参加者多いと思います。

 

近年の秋~年末高になった年は黒田バズーカ第2段やトランプ政策期待などが上昇に寄与してきました。

 

半面、下げた2015年はチャイナショックが尾を引きました

 

足元中国経済への懸念が強まる状況ですが、懸念を吹き飛ばすような追い風が吹けば上昇。

 

そうしたフォローなくリスクが顕在化すれば軟調。そんな材料頼みの展開を予想します。

 

今年は11月に米国で中間選挙もありますので、秋は事前調査の報道などで荒れそうですね。

 

2016年の米大統領選もそうでしたが、イベントの結果は予想出来ません。

 

イベントの結果を予想してヤマは張れません。

 

それよりも米中貿易摩擦や新興国通貨安が実体経済にどれほど影響を与えるのか、

 

追加関税発動前の駆け込み需要の反動は出ないか、

 

その辺りの数字を見て戦略・戦術を立てて行きたいと思います。

 

 

暁投資顧問 平下

 

 

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