関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
日経平均株価 反発の目処
急落した日経平均株価。
直近ザラバ高値は10月2日につけた24448.07円。
そこからフィボナッチで節目を見てみたいと思います。
フィボナッチはどの時点の安値を取るかで押しが変わってきます。
今回は16年6月につけた14864円を安値で見てみましょう。
まず0.618押しが20786.96円
そして1/2押しが19656.04円、0.382押しが18525.12円、1/3押しが18058.70円となっています。
2月急落時は1月23日ザラバ高値から計算して0.618押しが20589円でしたが、
それを少し割った20347円がザラ場安値、底になりました。
ザラ場安値をつけたのは3月26日ですので、日柄で見るとザラバ高値から約2ヶ月後。
仮にもし2月同様の展開になるなら20500円付近まで下げることになります。
3月ダメ押しの下落要因となったのは米中貿易戦争勃発です。
2月の長期金利上昇も、米中貿易戦争勃発も実体経済への影響と言うより、
材料のインパクトで下げたようなものです。
今後はそれらが実体経済に与える影響が鍵になってくるでしょう。
早くももう底打ちしたという方もいますが、
私は0.618押し20786.96円辺りまでの下げは警戒しておくべきだと思います。
ちなみに2015年8月チャイナショック~2016年6月にかけての調整局面では、
2015年6月22日ザラバ高値20952.71円から2016年6月24日安値14952.02円まで調整しました。
これは2014年4月ザラ場安値13885円でフィボナッチ計算した1/3押し16240.98円を大きく下回っています。
もし仮に1/3押しを下回った場合18000円を割ってくることになります。
さすがにそれはないと思いますが、全ては実体経済への影響次第です。
リスクが拡大するのか、縮小するのか様々な指標を良く見て立ち回りたいと思います。
しかし、14営業日で日経平均が2000円上昇して、6営業日で約1700円下落・・・
こんな動きですから、細かくシミュレーションしても全くアテにならないだろうなという気はしますね(笑)
暁投資顧問 平下
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