関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
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今週の日経平均株価は前週末比1089.06円安の大幅安となりました。
11日の915円安が致命傷になりましたね。
週足チャートは下髭陰線が示現しました。
13週移動平均は割りましたが、26週移動平均は辛うじてキープ。
下値切り上げの形も維持しており、トレンドは維持しています。
ドル円はリスクオフの円高へ。
先週は1ドル114円50銭台までありましたが、
今週は一時1ドル111円80銭台まで円高に振れる場面がありました。
日経VIは前週末の18.49から25.42まで急騰。
ただ、2月の急落時に比べるとそれほど大きな上昇ではありません。
きょう、この日経VIが急落すれば来週以降は少し落ち着くかなと見ていましたが・・・
きのうから1.04しか低下していません。
暫くは荒れると見ておいた方が良いでしょう。
きょう引け後に発表された前週分の週次投資主体別売買動向では、
海外投資家が現物・先物合算の金額ベースで4402億円の買い越し。
内訳は先物1356億円売り越し、現物5757億円の買い越し。大幅な現物買い越しでした。
先週の日経平均株価は下落しましたので、この買い越しは予想外でした。
逆張り指向の個人投資家は予想通りの買い越し、現物・先物合算金額ベースで951億円の買い越しです。
先週は銀行、信託、投信の売りで下げたことになります。
今週は海外投資家売り越し、個人投資家売り越しになっていると予想。
来週はどうなる？
さて、今週は大荒れとなりました。
9月下旬から10月初旬にかけての急騰は、
昨年大納会～1月下旬にかけての上昇に似ているとは思っていました。
それに米長期金利上昇も1月下旬と似ており、警戒はしていました。
しかし、まさか2月と全く同じような展開になるとは思いませんでしたね。
来週の相場ですが、今回下げの震源地となっている米国株が鍵です。
きょうは香港ハンセン指数、台湾加権指数が2％を超える反発となりましたが、
日経平均株価の戻りは0.4％。殆ど反応していません。
では米国のNYダウが今どんな状態かというと・・・
日足チャートはこんな感じ。すぐには下げ止まりそうにない感じです。
このダウの日足チャートを見ても2月と酷似しています。
2月同様に動くとしたら、きょう安く寄った後に一旦は反発。
そこからそう間を置かずに安値を付け、その後に半値戻しといった感じでしょうか。
尤も、いまのところは完全に2月の相場と同じような動きになっていますが、
完全再現にはなるはずもありません。
予想は出来ませんが・・・私は今週で底を打ったとは見ていません。
中間選挙という波乱要因もありますし、不確実性は非常に高いです。
ギャンブルに興じるつもりはありませんので、少し長い目で見てポジションを取って参ります。
暁投資顧問 平下
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