おいしいとこ取りはまず無理 相場の現実

相場観は持つべきか? 持たざるべきか?

 

 

平成30年10月29日(月)日経平均株価

 

 

波乱相場の真っ只中、日経平均株価はきょうも小幅安となりました。

 

現在は21000円付近でもみ合いが続いています。

 

9月の急騰劇から一気にこの下げですから、着いていけない方も多いようです。

 

それも当然。9月の上げを買いでとり、10月の下げを売りで取る・・・

 

そんな事が出来れば最高ですが、それが出来るのは本当に限られた人だけです。

 

普通の人にはまず出来ません。

 

株は上がると買いたくなり、下がると売りたくなるもの・・・それは万古不変の法則です。

 

きょうは高いところでの買いを抱えて対処に悩んでいる方から、ご相談がありました。

 

その方には私の主観としてアドバイスをさせて頂きました。

 

私は、いま買いで含み損を抱えている方が間違っていると言うつもりはありません。

 

ここから日経平均が急反発し年の瀬に高値を取ってくる可能性もありますし、

 

個別株の場合は株安に関係なく上昇を続けるものもあります。

 

ただ、投資やトレードで一番やってはならないのは立ち直れないほどの損失を被ること。

 

金銭や精神に痛手を被り、投資を続けられなくなってしまうダメージを受けることだけは避けねばなりません。

 

もし、自分が行っている投資やトレードにそのリスクがあるなら見直さねばなりません。

 

最も大事なのはリスク管理、資産管理です。

 

運良く予想通りに相場が動いて大きなリターンを得たとしても、

 

それが無茶なリスクを取った結果であるなら何の意味もありません。

 

逆に動いた場合は一瞬にして資産が溶けてしまうわけですから。

 

予想の精度を気になさる方が非常に多いのですが、まずは資金管理、リスク管理です。

 

証券口座の預入金が減少し、過去の売買を検証もせずすぐにその証券口座に追加入金されている方はいませんか?

 

それはいけません。追加入金したお金も溶かしてしまう可能性大です。

 

まず、何でお金をなくしてしまったのか徹底的に検証する必要があります。

 

それは相場予測が外れたという理由では無く、資金管理やリスク管理がマズかった可能性大です。

 

その次に投資対象の値動きや価値の予想をすることになりますが・・・

 

それも色んな定説があって一口に何が正解だと結論付けることは出来ません。

 

テクニカル、ファンダメンタルズ、色々あります。

 

自分が拠り所とするものを何か見つけるべきでしょう。

 

固定観念は良くありませんが、相場観や哲学を一切持たない無手勝流はお勧めしません。

 

大半の方はフィーリングの赴くままに売買していても勝てないのが実情です。私自身がそうでした。

 

私は投資・トレードは非常に難しいものだと考えています。イージーだとは考えていません。

 

未来は必ずしも過去と同じように動くとは限りません。

 

1987年のブラックマンデーのような急落がどこかであるかも知れません。

 

バックテストをして、今の市場環境でワークするシステムトレードのルールを引っ張り出すのは簡単です。

 

しかし、未来永劫それが機能するはずもありません。

 

「当たらなかったから今度は別のシグナルで」なんてやっていると、

 

コロコロと採用システムが変わってしまいますし、バックテストの罠に陥ります。

 

どこでドローダウンを認めて改善していくのか、シストレにしても運用するのは人間。

 

探求、模索を続けるしかありません。

 

現在、暁投資顧問で私が助言しているあかつきコースの日経ウィークリートレード、

 

そして個別銘柄助言も絶好調ですが、気を引き締め助言に磨きを掛けていきたいと思います。

 

 

暁投資顧問 平下

 

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