あの株売りサイン!!ディストリビューションデーについて

7月13日の市況解説

13日の日経平均株価は28,718円と続伸となりました。

日経平均株価のチャートを見ると、

戻りが25日移動平均線で伸び悩むといった展開となりました。

 

TOPIXは1,967ポイントと6月の高値を伺う展開になりました。

 

株式に関しては依然として強く、

その中でも注目しているのが9233 アジア航測です。

地質・地盤調査を手掛けており、

ドローンなどを使ったジャンルでは業界でも高いシェアを誇ります。

また同じ地質・地盤調査の企業で4673 川崎地質も気になりました。

ただ板が薄いので流動性に難があります。

 

オプション市場はいつも通りの展開となっています。

日経平均が中立の立場まで戻ったので、

今のところは改めてプットを買いなおすといった動きはないと思います。

動向はあくまでも予測では御座いますが、15日木曜日に日経平均株価にダイレクトに影響されるのではないかと

感じております。

9983 ファーストリテイリングの第3四半期決算発表があります。

また半導体大手の台湾TSMCの決算発表も控えています。

なので木曜日がちょっとしたポイントになるかと思います。

 

米国市場ではいよいよ金融系の上場企業が業績発表し始めるので、

市場の予想は非常に良く、米主要株価指数が軒並み最高値更新となりました。

 

 

 

海外市場の様子

VIX指数はS&P500のボラティリティ指数ですが、

NASDAQ版のボラティリティ指数もあります。

それがVXNです。

 


図はVXNのチャートです。

VIX指数にはそこまで動きはありませんでしたが、

VXNは大きく下落し、今年の安値に届きそうなところまで来ています。

NASDAQ市場は高値圏にあり、非常に楽観状態に包まれている状況だという事です。

 

 

 

ディストリビューションデー

ディストリビューションデーとは、トレンド転換を指すもの(条件あり)となります。

日経平均が下落、且つ売買代金が増加している、

売りが買いを上回った日のことを指します。

条件は、以下の通り。

①当日の終値が、前日の終値より安い
②当日の出来高が、前日の出来高より多い

これが短期間(主に2~4週間の間で)のうちに複数点灯(5回以上)すると下落のサインといわれています。

出来高だけで考える機関投資家の売り抜けサインともいえます。

 


チャートを見ると、急落の前には必ず前日より下落して、

株価の動き的には何も変化はないが

出来高だけは増えている状況は非常に注意した方がいいです。

またチャートだけでなくヒストリカルデータで見ると分かりやすくなります。

 

 

 

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