関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
今日は第1クォーター、期初ということもあり
勢いよく上がった銘柄が短期的には値上がりしやすい、物色されやすいということで注目していました。
またバリュー株ではなくて恐らくグロース株が来るのではないかと思い、
昨日の段階で動画にてグロース株をいくつか推奨させて頂きました。
今日は6920 レーザーテックを含めた半導体がとても強かったです。
6920 レーザーテック、6857 アドバンテスト、6976 太陽誘電、6594 日本電産辺りがとても値を飛ばしていました。
ナスダックの上昇、そして円安の追い風を受けて
今日の日経平均株価は途中で少し萎みかけたところもありましたが上昇しました。
マザーズも4月に入ると上昇するのではと予想していた通り上昇しました。
しかし千竃は昨日マザーズ銘柄仕込んでいたのですが、
銘柄選定にミスをしてしまい、今日は全く上がらずの結果でした。
大変申し訳ございませんでした。
業種別で見るとバリュー株が弱いです。
マーケットの市況を見ると相場の大まかな雰囲気が掴めると思います。
一番値下がりしていたのが3月のパフォーマンスが高かった鉄鋼、空運、
ディフェンシブセクターになりますが電気・ガスなど、
その辺りが弱く、反対に機械セクターが強かったようです。
銀行業指数は今日は安値更新しており、予想通り下落していました。
値上がり銘柄は861銘柄、値下がり銘柄は1261銘柄となっています。
8035 東京エレクトロンが新高値を更新していました。
名実ともに新殿堂入りとなりました。
日経平均に関しては予測するのが少し難しいです。
テクニカル的な部分ではなくてファンダ的な部分を重視したいですが、短期的な揉み合いかなと思っています。
そして4月はプットの売りということで動画で紹介させて頂きましたが
その4月のデリバティブ市場にはかなりの変動がありました。
プットオプションの売りは、ロスカットは入れなければいけませんが推奨したいという風に考えています。
コールオプションは若干踏み上げ的なものがありました。
日経平均が+200円上昇しているのに日経平均が上がる権利は全部陰線でした。
始値からマイナスになっています。
先高観は昨日の動画解説でしたままのスタンスです。先高感は失われているように思えます。
注目されていたバイデン政権のインフラ投資計画が発表されました。
2兆ドルのインフラ計画を大体8年間をかけて実行するということで、
予想していた通り、法人税増税などで15年間かけて賄うそうです。
法人税は7%の引き上げとなっています。
道路、橋、鉄道そして電気自動車普及へ6210億ドル、
半導体などの供給網強化に3000億ドル、
高速通信網の整備へ1000億ドルと
やはり投資額で見ると日本との規模の違いに圧倒されます。
数百万人の雇用を生んで、中国との国際競争に勝てるようにする計画です。
対中国路線としてはとても良い印象を感じました。
直近の半導体のニュースが多いです。
先程の米国の半導体の供給網強化へ3000億ドルの投資や
日本での先端半導体製造技術コンソーシアムの設立、
米国のマイクロンがキオクシアHD(旧東芝メモリ)の買収を検討など
半導体生産企業のM&Aの動きが出てきています。
またマイクロンの3月期の業績は強気の見通しということで、
今の相場で半導体は注目すべきひとつだと思っています。
円安トレンド真っ只中ですが、それを刺激する材料だったのが昨日の6501 日立製作所です
終値ベースでは2月の安値付近まで下がっていました。
大きな時価総額の企業がこれだけの陰線を引き、出来高があるというのは
コロナショック以降では最大の下落率です。
やはり買収資金の為に新株を発行して希薄化するのではという予想が強かったことが原因です。
知名度が高くないアメリカのテック企業を買収する選択と集中は評価するが、
この事業の再構築に関して前向きに評価するという声がないということです。
これはソフトバンクがArm(アーム)を買収した時と同じ流れです。
現在は下落していますが、ソフトバンクのときは下落から盛り返しました。
日立も結果として後から成績が出てくると、
「あの時凄い下げたけれど今はもう高い」ということになるかもしれません。
グローバルロジック(GlobalLogic)は2000年創業、直近の売上高は約1300億円ということで
業績自体は結構好調のようです。ソフトウェアやデザインに強みをもっている企業らしいです。
インターネットと物をつなげるIoTの構築は顧客と一体となった開発が不可欠だから
それをワンストップで出来るようにするのが今回の買収の狙いだと思います。
海外の足場が弱く、相手の要求に応じきれないという限界があった日立が
そういうものを得意としているグローバルロジックを買収することで
全部ワンストップで提供しようという選択と集中の結果が今回の買収劇になったということです。
手元資金で約2000億円、銀行の借入と社債発行で約8000億円を調達を予定しています。
懸念されていた新株を発行して株式市場からお金を調達するという形ではないみたいです。
この買収劇によってどのようなシナジー効果が生まれるのかはまだまだ未知数です。
目下進行している円安です。
円安の要因としては日米の金利差や原油価格の上昇だったりします。
そして日本の企業が海外企業を買収するともう一つのファクターである資本取引のところでドル高になります。
なぜかというと海外企業を買収したりするためには外貨が必要となります。
その為に企業から銀行に両替を持ち込まれます。
銀行はその外貨を準備するために為替市場でカバーしなければいけません。
そのカバーによって大量にドルを買い、円を売るということになります。
だから為替に与える影響が大きいという風にいわれています。
けれど本当に相関関係をとってみると実際は五分五分だったり、
6割ぐらいだというデータもあるとは思いますが、
一般的に日本企業が海外企業を買収する時には
円売りドル買いとなり、ドル買いのフローが為替市場では起きやすいです。
流れはバリュー株からグロース株となっています。
バリュー株はどうしてもアルケゴス関連で影響を受けています。
バリューの花形相場は3月で終わりだと思います。
後はテーマ性があるバリュー株だったり、資産株であるバリュー株は上昇の可能性は残していますが、
ただのバリュー株が上昇するというのは難しいと思います。
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