アルケゴスを巡る騒動はいったいどうなる!?

3月31日の市況解説

いよいよ年度末となりました。

今日は天赦日、一粒万倍日、寅の日

3つの吉日が重なっている幸運の日だそうです。

 

 

月末ということで季節性というか、シーズナリティというよりは

ジンクスみたいな感じで

月末売りの流れが続いています。

この流れはおよそ6カ月続いています。

 

 

オプションはコールオプションがかなり緩い感じになっています。

つまり日経平均が上がる権利が

いよいよ剥がれ落ちたなと思います。

またプットオプションの方も緩い感じです。

 

この状況をみるに恐怖を伴った下げといった感じではないという認識

オプション取引を少しでも触れていたら分かる感じではないかなと思います。

 

こうやって相場全体の温度感を計れるのはオプション取引のメリットだと思います。

 

 

そして米国ではバイデン政権のインフラ計画についての発表が控えており、

例えば、気候変動に考慮した対策だったり

鉄道などのインフラを進めていくということで

短期的に動機付けられているものが太陽光関連の銘柄です。

 

日本株では太陽光関連ということで再生可能エネルギー関連に着目されました。

9519 レノバは9%上昇しています。

どのようにして気候変動に対応していくのか

その辺りにこれから資金を注いでいくことを発表するわけなので

1月にピークをつけたレノバが少しずつ75日移動平均線も超えてきている状況です。

 

あとは5444 大和工業も10%近く上昇しています。

こちらは米国の鉄道関係の設備を点検、保守などのビジネスを展開しており、

インフラ投資関連銘柄というわけで上昇していました。

 

今日は本当にテーマ株が目立つ一日で、

4751 サイバーエージェントも注目されました。

弊社でも短期投資には向いてるということで先日紹介しました。

「ウマ娘」という最近大ヒットしているゲームが上昇の要因になっています。

「ウマ娘」のゲームアプリは1ヶ月で140億円稼いでおり、勢いが増しています。

そのアプリを制作している親会社がサイバーエージェントとなります。

 

そして反対に少し微妙なのがメガバンクなどの銀行株です。

銀行株の下落に伴い、銀行株指数も少しピークアウトした感じがあります。

もちろん配当という非常に大きなテーマで3月は値を飛ばしてきたわけです。

短期的な上昇トレンドが終わり、米国債の10年債利回りなどの金利が高くなっているのに

金利の恩恵を受けやすい銀行株が全く反応していない状況となっています。

やはりこれはアルケゴスが引き起こした野村ショックの例の件もありますし、

配当の期待も落ちて、買う材料がないから自重によって下がっているように思います。

それによって短期的にピークアウトしたのではないかと思っています。

 

 

 

 

 

昨日話題にしたあの銘柄

昨日話題になった6301 コマツです。

アークインベストメントの宇宙ETFに組み入れられることが決まっています。

ただし、組み入れられるから上昇したというわけではないみたいです。

スエズ運河でコマツの重機が大活躍したというニュースもあります。

またアメリカでは資本財といわれているインフラ系銘柄が非常に堅調です。

こういった要因がコマツの上昇に影響したと思います。

アメリカではインフラ計画の発表がこの後控えていますが

インフラ計画の内容次第ではまた更に強くなるのではと思っています。

 

 

 

 

 

上昇トレンド中のダウ輸送株平均

アメリカは強いなと思ったのはこのダウ輸送株平均(DJT)です。

今注目されているインフラに関係する

鉄道、トラック、物流、航空など

輸送関連20銘柄の単純平均で算出されている株価指数です。

 

こちらはずっと上昇トレンドを続けており、

史上最高値を更新して終わっています。

 

この辺りがNYダウが100ドル下げているのに

なぜVIX指数が上がらないのかいう疑問の解だと思います。

インフラ投資への期待感が高まっています。

 

アルケゴスを巡る騒動はどうなる?

クレディスイスと野村HDはアルケゴス関連のはっきりとした損失額を

なぜまだ発表しないのでしょうか。

私は発表できないのではないかと思います。

 

私は今回の騒動でパリバショックなどが頭を過ったので

金融ショックを警戒した方がいいというスタンスでした。

 

今は相場が上向きだったので軽微になったのかなと思ったりします。

もしこれが下げトレンドの最中で起きていたらと考えるとゾッとします。

 

金融規制の規制強化が下げの本丸だと考えています。

ゲームストップ関連ではあまり規制はかかりませんでしたが

今回の件で民主党のエリザベス・ウォーレン氏が

透明性の確保と強力な監視が必要ということで

少し規制強化するべきではないかというスタンスを強めています。

 

 

 

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