関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
物価が上がることを意味するインフレという言葉を
色んなところで目にする機会があると思います。
まだ日本はデフレですが、
インフレと聞くと物の値段が上がっていくということで
ネガティブに捉える人はとても多いです。
しかしインフレは決して悪い面だけではないのです。
それではインフレによって私たちの生活はどのように変化するのでしょうか?
日本でインフレが起きるということは、
円の価値が下がるということで
ほぼ円安になる可能性が高いです。
円安になると輸出業が好調になり、
外国人観光客が復活することがメリットの1つです。
しかし、消費者側では輸入品の高騰や海外旅行の費用が嵩んだり、
現地での買い物が高くなるというデメリットがあります。
物価は金利と深い関係があります。
需要が供給を上回ることで物の値段が上がっていく、
いわゆる企業の収益も高まります。
すると賃金も上がり消費が活性化する、
つまり「好景気=インフレ」であることは確かです。
そうすると金利は上昇する傾向にあります。
物価が上がり続けるインフレの局面では
一般的に金利を中央銀行に引き上げます。
デフレ時には需要を喚起するために金利を引き下げる金融政策が取られます。
基本的にインフレの時には景気動向に敏感で、
尚且つ通常は比較的安いバリエーションで取引されている
循環的バリュー株が高いインフレ時に、高いパフォーマンスを発揮します。
たとえばインデックスのETFなどをこの上昇局面では
少し資金量を減らすとか、毎月のインデックス投資を少し減らして、
代わりにある商品の買いを増やすことをおススメします。
それは「金」です。
今は金の代替投資商品が仮想通貨になっている可能性は否定しませんが、
過去の傾向から、インデックス投資に振り分けている量を少し減らして、
金を少し増やすと良いと思います。
また、工業株や肥料メーカーや化学素材関連、不動産などの銘柄に投資するのも良いと思います。
いわゆる資本財セクターがおススメです。
過去のインフレ時のチャートを見ると、
インフレが起きる前に株高が起きています。
そしてこの株高に終わりをつけるのがFRBの利上げです。
過去のインフレ時に金は大暴騰しており、
そのことからインフレヘッジに最適なのは「金」ということになります。
ただし、金に代わるインフレヘッジが
今はもしかすると仮想通貨なのかもしれません。
株の手仕舞いをするポイントはFRBの利上げなので、
そこから株式のウェイトを落として、
インフレに備えて金などに投資する形が良いと思います。
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