一人負けの日本市場

7月5日の市況解説

5日の日経平均は28,598円と反落となりました。

やはり自分の重さで下がっているといった状況です。

 

今日の日経平均株価の下落原因は、

9984 ソフトバンクグループの下落が原因だと思います。

ソフトバンクグループは年初来安値を更新して、-5%の下落となりました。

せっかくリバウンドした分も大きく値下がりしてしまい、

今年買った人達殆どが含み損という形になってしまいました。

そして9983 ファーストリテイリングもウイグルの問題で下落していました。

日経平均株価への寄与度が高い2銘柄が下落した影響が大きかったです。

 

一方、日経平均VIは15.85ポイントと-約6%の下げとなりました。

これは日経平均株価も下落しているのに、

恐怖指数である日経VIも下落しているという非常に楽観な状態になっています。

株式では一時は太陽光関連銘柄が値下がりしていましたが、

後場に入ってから回復していきました。

 

日本市場はアメリカと違って、未だにリード役が不在のままとなっています。

そして製鉄関連は下落しています。

しかし鉄のリサイクル関連は強い傾向にあります。

アフターコロナ銘柄は少し買いが入っていました。

 

今の日本市場は日本株売りというよりは、

日本株の買い手が不在しているのだ思います。

だから自分の重さで下落しており、

下落幅も小さく、ボラティリティも低いのだと思います。

 

 

 

中々上がらない日経平均株価

やはり日経平均株価が上がるには、

構造・需給・材料の3つのポイントが揃う必要があると思います。

 

今週は9日のSQを控えているので、

分配金捻出の為に売りが入っている状態です。

 

そして都議会選での自民党が結構票を落としたことも影響があったと思います。

 

今はIPO関連銘柄が物色されている様です。

IPO関連はこういった材料に欠けるときには上昇する傾向があります。

 


また日本株が上がる為には、

この米国債10年利回りが上がるのをジッと待つしかない様に思います。

金利が下がって恩恵がある企業は、

日本の場合だと半導体銘柄やマザーズ銘柄などがあります。

なので米国債10年利回りの動きを気にしていた方がいいと思います。

 

 

 

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