関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
今世間はリオオリンピックに沸いていますが、投資・トレードの世界にも金メダリストのように注目を集める方が何人かいます。
「アクティブ運用では市場平均に勝てない」、「最終的に勝つのは1割」と言われる投資・トレードの世界で圧倒的に市場平均を上回るリターンを出し続け、
巨万の富を築いた投資家・トレーダーはすべからく神格視されます。
そのなかで最も有名なのがウォーレン・バフェット氏でしょう。
投資家で彼を知らない者は恐らくいないでしょう。
相場格言で「当たり屋につけ」というものがあります。
当たっている人と同じポジションをとれ、というようなことですが、果たしてそれで本当にリターンを出すことが出来るのでしょうか?
当たり屋とされている投資家・ファンドマネージャーはときに相場や市場に対しての見解を述べますが、彼らが本当にそのポジションを取っているかどうかは分かりません。
私も、バフェットやジョージ・ソロスの市場に対する見解には目を通します。
ただ、その見解通りに市場が動く事もあれば、全くそうならないこともあって全く信用出来ないというのが結論です。
バフェットは米国経済に対して弱気な見解を示したことは皆無です。万年買いですね。
2007年10月に彼はこんなことを言っていました。
バフェット氏は韓国に夢中
「ポスコは優れた企業であり、優れた企業の価値はどんどん上がっていく」と語っています。
ポスコの株価を見てみましょう。
2007年10月が天井で、今はリーマンショック後の水準を下回って推移しています。
このポスコの株価を見ると、天井で買わせるためにそんなこと言ったのかな?なんて勘ぐってしまいますね(笑)
こうした事例は枚挙に暇がありません。
彼がリーマンショック後の急落時に「買い」を宣言したのも事実ですしITバブル時にIT会社の大半はゴミと断言したのも事実です。
ただ、全ては鵜呑みに出来ないと言うことですね。
私は最近、ザラ場中にツイッターを見るのをやめました。
ツイッターでは有名な個人投資家が四六時中、自分のポジショントークを開陳しています。
そんなもので自分の投資判断にバイアスが懸かるのは良くないと判断して、そうすることにしました。
今の時代、情報が山積していて何が事実かは分かりません。
近道はない、全ては自己責任ということを噛み締めて、投資・トレードに望みたいですね。
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