信用取引とは、証券会社から自己資金の約3倍まで借りて出来る取引です。
自己資金が100万円だったら、300万円分の株の取引が可能になります。
しかし、もし株価が下がってしまうと3倍の損失も受け入れなければいけません。
だからハイリスク・ハイリターンの株取引となります。
空売りから始めることが出来る点がメリットです。
「この企業の株価は下がるのでは?」と思ったら、
信用取引をやっていれば空売りをすることが出来ます。
信用取引には現物取引と比べて、細かいルールやコストが多くあります。
例えば現物取引にはない、売買規制措置だったり、
空売りには避けては通れない逆日歩というコストがあります。
特に有名な逆日歩は、2008年にあったダイナシティの逆日歩です。
株価は49円となっていましたが、1株当たり1000円の逆日歩がつきました。
つまり100株単位で持っていたら、
実際に倒産するのに1日で10万程のコストを払わないといけない事態が発生しました。
空売りが多いと逆日歩は発生しやすくなります。
倒産や上場廃止懸念のある企業、浮動株が少ない銘柄というのは、
非常に高額な逆日歩が発生するリスクがあります。
信用取引の中でも、制度信用取引と一般信用取引があり、
制度信用取引に関しては6カ月間の期日があり長期保有が出来ず、逆日歩があります。
そして一般信用取引には、証券会社がそれぞれで定めた期限があり、逆日歩はありません。
信用取引はあくまで投資の補助輪、
臨時的措置、補助的な措置の投資手段だと考えた方が良いです。
信用取引で失敗しやすい人の共通点は「常にフルレバレッジをかけている」ことです。
何事においても、常に最後の奥の手は持っておくべきだと思います。
最初にレベレッジをフルで使ってしまうよりは、
凄い上昇相場や急落相場の際に、
信用の維持率、あるいは信用の枠を残しておくだけで
パフォーマンスはだいぶ変わると思います。
その為にもアセットアロケーションが重要だと思います。
ポートフォリオのバランスが大事になります。
資産性が高い銘柄が2割、バリュー株が3割、
グロース株が2割、ETFが2割、残り1割が人気株です。
投資初心者はなるべく信用取引は避けて、
自分の日本株の投資の割合を分けて考えた方が良いと思います。
1つ目は信用取引を使う場面は空売りをするときです。
「この企業は下がる」と思ったときにはやはり空売りをするのが良いと思います。
2つ目は時価総額が低い株や浮動株が少ない株は、信用取引は避けた方がいいです。
3つ目が新規公開銘柄で売買代金が廃れて行ってるような銘柄が
急騰した時の1日の空売りであれば信用枠を使ってもいいと思います。
4つ目は日経VIが30ポイント以上になった時は、信用取引をやってもいいと思います。
なぜなら日経VIが30ポイントも上がっているなら、VIX指数も上がっており、
そんなに恐怖指数が高まっているなら本当に相場が逼迫している状況だからです。
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