関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
24日の日経平均株価は反発しましたが、ザラ場は殆ど動かずもみ合いが続きました。価格帯出来高をみても現値の16500円付近が一番膨らんでいます。
売るに売れず、買うに買えず・・・そんな状況ですね。
株価上昇に最も必要なものは何でしょうか?
私は「期待」と「数字(実質的な成長)」とだと思います。
短期的には「需給」も影響しますが需給だけで株価が長期的な上昇を続けたケースを知りません。
今の日本株の買い材料となっているのは「財政出動」や「日銀のETF買い入れ」、「GPIFの株買い」・・・そんな需給に纏わる材料ばかりです。
日経平均が昨夏の高値を抜くため必要なものは、2012年秋のアベノミクス相場が始まったときのような「期待」だと思いますが、あの時の期待は既に剥落しました。
安倍首相は現状路線を強硬に押し進めていくようですので、ここから再び変革への期待が芽生える可能性は低いです。
日経平均は昨夏で天井を付けたという見方は変えず、引き続き慎重に立ち回りたいと思います。
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