関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
15日の日経平均株価は29,441円と上昇しました。
チャートではようやく上抜けして、75日移動平均線を久しぶりに奪還しました。
チャート上を見るに本当に綺麗に好転した形となりました。
また7203 トヨタ自動車が10,000円越えしたことも影響しました。
米国ではNASDAQが新高値を更新して、一緒にドル高円安も進行しました。
ドル高円安となると長期投資としての金の良い押し目が訪れそうです。
また円安が進行したおかげで株が比較的強い状態となりました。
そしてこれからは医薬品セクターに注目しても良いかなと思います。
取引に高額が必要になる4523 エーザイが1日で7%も上昇しているということは、
投資家がこういった高値圏にある株を買っているということであり、
リスクを取ってきているという答えに行きつきました。
TOPIX Core30を見ると、6月の中で一番上昇しており、
5月の高値を超えて、4月の高値付近まで上昇しました。
もしTOPIXが先行していると仮定するのならば、
日経平均3万円越えが万が一あるかもしれないという事です。
図はS&P500のヒートマップです。
騰がっている株は緑、下がっている株は赤で示しています。
大まかに見るとハイテク株が上昇に貢献していることが分かります。
巨大ハイテク株や半導体株が値を飛ばしています。
しかし下落を示している赤色が目立っているので、
全体的に銘柄が騰がっている中での新高値更新というわけではなく、
むしろ景気敏感株が高利益確定売りにさらされている状態です。
そして実は日本でも同じ状態になっており、
先々週ぐらいに盛り上がっていたアフターコロナ銘柄が一斉に売られている状況です。
今、世界では海上を運用するコストが非常に高騰しています。
この高騰は私たちの日々の生活に意外と早く反映される可能性が出てきています。
貿易の8割近くを海上輸送が占めている為、その影響は計り知れません。
インフレの加速をすでに見込んでいる世界市場の懸念はさらに強まると思います。
バルチック海運指数という世界の海上輸送運賃の指数があります。
この指数は日本の海運株も連動しやすいのですが、これがなんと7%も上昇しています。
想像以上のインフレが起きる可能性を本当に警戒しないといけないと思います。
いつもブログにアクセスして頂きまして ありがとうございます。
もし今日のブログ記事が投資の参考になりましたら大変お手数ですが
こちらのバナーをクリックして暁投資顧問の応援をして頂けますと幸いです。
最新情報をお届けします