大暴落のJR西日本株!?背景と展望について徹底解説!!

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こちらの記事は、動画での内容を簡略して纏めた内容になります。
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9月2日の市況解説

2日の日経平均株価は28,543円と4日続伸となりました。

JR西日本だったり、公共インフラや鉄道関連が殆ど値下がりしている中、

TOPIXはトントンぐらいで終わっています。

今までの流れだと非常に売りがかさむ状況になりかねなかったのに、

下がらなかったのは、日本株は意外と強かったんだと再認識しました。

 

またSDGsへの関心の高まりが影響して、水のETFが上昇しました。

 

9月3日には米雇用統計が控えており、警戒されています。

そして9月6日はレイバー・デーでNY市場が休場となるので、

相場が大きく変わる可能性があります。

 

 

 

JR西日本の大暴落と展望

2日の相場は9021 JR西日本(西日本旅客鉄道)の話題で持ちきりでした。

JR西日本は1日に公募増資などで2800億円程度を調達すると発表しました。

公募増資とは新しく株主を募ることを指します。

今回は2800億円程度を調達するという事で、27%ほど希薄化される事になります。

これは株価にとってかなりのネガティブインパクトとなり、

-13%の800円近くの下落となり、年初来安値を更新しました。

 

そしてこのことをきっかけに他のアフターコロナ銘柄にも飛び火しました。

特に影響を受けたのが9603 エイチ・アイ・エスで、-8%の200円近くの下落となりました

「エイチ・アイ・エスも大型公募増資するのでは?」という思惑で連想売りがされました。

業績が赤字の上、配当も無い為、コロナ収束が相場上昇のカタリストとなっており、

現状では非常に厳しいものだと思います。

 


図は9021 JR西日本の週足チャートです。

コロナショック前は9000円台でしたが、そこから下落していきました。

昨年8月、10月には4000円台まで落ち込み、

今ではギリギリ5000円台となっています。

今回の大型公募増資は大阪万博に向けての設備投資が目的でしたが、

赤字の補填ではないかとネガティブな懸念をされてしまいました。

株式が希薄化するという事で、

既存の株主には非常に大きなダメージを受ける形となりました。

自己資本比率は24.5%まで落ち込み、公共株としては珍しいレベルの低さとなりました。

JR西日本は7月30日の決算で通期の連結損益を、

従来予想の30億円の黒字から990億円の赤字に下方修正しました。

このことで非常に不安感があった中、

大型公募増資した為2日の下落に繋がったんだと思います。

 

千竃としてはJR西日本はユニークな列車などもあるので上昇して欲しいですが、

ネガティブシナリオだけは考えておく必要があります。

今回は既に1.1兆円調達している中での大型公募増資であり、

過去の大企業の大型公募増資にはあまり良いイメージがありません。

そしてこの増資懸念で上値を買う投資家がいなくなる可能性があります。

一方ポジティブシナリオで考えると、公共インフラは潰れません。

前向きな経営を行って5年後に成長が出来るかどうかにかかっていると思います。

公募価格がどうなるかについても注意が必要だと思います。

 

今後の展望としては、アフターコロナ銘柄は業績回復確認をした段階で、

初心者は株を購入した方がいいと思います。

そして今回のJR西日本に連れ安してしまった銘柄を狙うのもいいかと思います。

 

 

 

 

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