悲しきかな見どころなし

先週の日経平均株価の週足は陰線となり、
今週は陽線で始まったものの、小さい小さい小幅となっております。
ドル円も週足は陰線ですが日経平均と違ってドル円は13週線、26週線の下にローソク足が位置しており強烈な円高トレンドとなっています。
これを見ると、円高のわりには日経平均株価は堅調とも言えますよね。

日経平均株価寄与度の大きいファーストリテイリング、ソフトバンクのチャートを見ると、先物主導で値を保っていることが窺えます。
実際に日銀は8月4日と8月10日に700億円超のETF買いを行いましたが、それ以外は買っていません。
日経平均は日銀ETF買いで底割れを回避したと言うよりも、ETF買いを期待した市場参加者の買いで値を保っていると言えるでしょう。

このまま下支えが奏功し、株価が上昇に転じるかどうかは外部環境次第ですね。
日銀のETF買いに関しては、この薄商い下で1日700億円超ものETFを買うわけですから当然影響はあるでしょう。
需給だけで無く、そのETF買いにつけ込もうとする売買が日々の値動きにも影響を及ぼすでしょう。
いや、もう既にその影響は十分出ていると言った方が良いかも知れませんね。
ただ、人為的に歪められた価格は早晩崩れるでしょう。
・・・問題はそれがいつになるかが分からないということ。こればかりは何時になってもつきまとう悩みです。

 

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