8月6日の市況解説

6日の日経平均株価は27,820円と続伸となりました。

日経平均のPERを見ると13.12倍となっており、

企業の業績が良くて、EPSも上昇しており、

割安性が出てきている状況となっています。

この状態で連休明け10日のソフトバンクグループの業績発表に繋がる形となりました。

 

6日は珍しくTOPIXより日経平均株価が強い一日となりました。

 

 

 

暴落とスキュー指数

図はスキュー(Skew)指数のチャートです。

スキュー指数は別名「ブラックスワン指数」とも呼ばれており、

潜在的なダウンサイドのリスクを示す指数で、市場の歪みを表す指数です。

 

この指数は遅効性を持っている指数で、

過去に2018年8月に非常に高まった後、

約2カ月後に貿易摩擦ショックが起きて暴落が起きました。

なのでこの遅効性を考えると、

6月25日に高値を付けており、そこから2カ月経とうとしています。

ちょうどこの辺りはジャクソンホール会議(8月26日～8月28日)が

開催されるので注意が必要な週となっています。

 

最近はNASDAQもS&P500も高値更新など好調なように見えますが、

S&P500の中身を見てみると、50日移動平均線を割っている銘柄が非常に多くあり、

見かけだけが良く、中身が良くない状況となっています。

 

VIX指数を見ても、S&P500が上昇している割には安値を更新していない、

ダイバージェンスが発生しているので、資産ヘッジの必要性が高まっていると思います。

 

 

 

新しい株式投資のテーマ

新しい株式投資のテーマとしては「電池」、「EV(電気自動車)」が出てくるように感じます。

あとは短期的かと思いますが材料株として「アウトドア関連」もありかなと思います。

「電池」、「EV」に関しては今までのテーマ性だけでなく、業績も追いついてきており、

今までおススメしてきたデジタルトランスフォーメーション関連に加えて、

こういったセクターにも注目していきたいと思います。

 

 

 

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