6月7日の市況解説

日経平均は29,019円とギリギリ29,000円台を維持している状況です。

朝方に29,200円台まで上昇しましたが、

その後非常に大きな売り圧力があり、上値の重たさとなりました。

やはりファーストリテイリングやソフトバンクグループなど

この辺りが上値の重たさを演出しています。

それに伴ってTOPIXも上値が重たいゾーンに入っており、

売買代金が順当に切り下がっており、パワーが足りない状況となっています。

日経平均の売買代金もボリュームが減っておりパワー不足の中、

メジャーSQでアク抜けするかどうかが一つの焦点になると思います。

 

株式に関しては、半導体やアフターコロナ関連、トヨタ関連が

そこそこな状況となっています。

相場を牽引していたい半導体銘柄とトヨタ関連が後場にかけて少し軟調になっていました。

 

今週金曜日はメジャーSQを控えています。

オプションも先物も建玉がたくさんあるSQなので、

それがスッキリ清算されてアク抜けするのか、

もしくは転換するのか見ていきたいと思います。

 

REIT指数がまた年初来高値を更新しました。

これにより関連するETFや銘柄の上昇が目立ちました。

 

 

 

日の丸半導体の未来

微細加工研究所の湯之上氏の国会での答弁が話題になりましたが、

現実的に考えて、日本の半導体は挽回不可能な状態で、

圧倒的シェアを握ることは既に不可能です。

しかし、先端半導体の進化により日本の半導体材料、素材分野の技術は集積しています。

そして圧倒的シェアを誇っています。

なのでそういった強みの部分に基礎研究や教育などを投資して、

それに連なる人材不足などを解消していけば、

日の丸半導体は形を変えて挽回できるのではと思います。

なので台湾TSMCと連携する意義は非常に大きいと思います。

 

 

 

本田先生が注目している半導体銘柄

【6361】荏原製作所
半導体研磨装置で世界中で高いシェアを占めています。

【4970】東洋合成工業
半導体向け感光材で世界シェア5割を占めます。

【4109】ステラケミファ
半導体向け高純度薬品で世界シェア8割を占めます。

【4186】東京応化工業
フォトレジストで世界で高いシェアを占めています。

【4241】アテクト
半導体保護資材で世界首位です。

【4063】信越化学工業
半導体シリコンウエハで世界トップです。

【7729】東京精密
ウエハ検査装置でトップシェアを誇ります。

 

原材料や検査装置等でここまでシェアを取っている国は他には中々ありません。

裏方では欠かせない存在となっているので、

その強みを活かして世界に負けない企業になってほしいです。

 

 

 

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