関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
24日の日経平均株価は28,875円となりました。
マーケットは騰がる材料も下がる材料も不足している状況で、
売買代金は1.9兆円となりました。
株を新規で買うよりは丹念に押し目を拾っていくのが、
セオリー通りかなと思います。
日経平均株価のチャートを見ると、
上がったり下げたりを繰り返していますが、
高値を結んでみてみると、
実は企業収益は改善中で、1~3月期の業績も出揃ったのですが、
買う力がないのか、トレンドラインがずっと上値を切り下がった状態になっています。
中々暴落前に戻れないままとなりました。
株式を見ると、9984 ソフトバンクグループが注目されました。
+174円と上昇しましたが、買戻しというか、単なる戻しだと思います。
なのでここから買う様な形ではないと思います。
現在のソフトバンクグループの株価の位置に株主も孫社長も納得していません。
そして23日の株主総会の強気な発言を経て、買いが入った形だと思いました。
しかしここから買ったり、空売りするのは少し難しいかと思いました。
24日のソフトバンクグループの2%の上昇で、
日経平均株価が40円も上昇しました。
もしソフトバンクグループの上昇がなければ、日経平均はマイナスで終わっていました。
それぐらいの強い影響力を持つソフトバンクグループが陽線を経て、
どんどん上昇していけば、日経平均も上昇していくかと思います。
海外の方では、アメリカのインフラ投資計画が上院超党派が枠組みで合意しました。
その影響で再生可能エネルギー関連が上昇していました。
アフターコロナ関連銘柄は利食い売りが続いています。
今までTOPIXを支えてきた背景があるアフターコロナ関連ですが、一服売りとなっています。
そして市場のメインテーマである半導体も同様に一服売りとなりました。
日経平均株価もTOPIXも高値更新とはなりませんでしたが、
幸か不幸か日米の10年債利回りが拡大している影響で、
ドル買い円売りを促しています。
23日には年初来高値111.09円まで上昇しました。
日本株のフォローアップの追い風は吹いてはいますが、
しかし上がり切れていません。
日本企業は、特に時価総額が大きな企業は、
製造業・輸出業が多いにも関わらず、
企業業績を良くする材料の一つでもある円安の中で、
日経平均株価もTOPIXも高値を更新できていません。
この日経平均株価やTOPIXの弱さは、裁定売り残にあると思います。
裁定売り残とは
先物を買って、現物を売るというアービトラージの残り物です。
これがどんどん積みあがっていくと、
将来の上げ材料となります。
この将来の上昇材料となる裁定売り残が
4年ぶりに低水準となっており、
今は2185億円となっています。
今年2月、3月には約1兆円近くあったものが、
今ではたったの約2000億円となっています。
2月、3月にあった1~2週間続いた急騰の背景には、
やはりこの裁定売り残の解消が、
即ち現物売りの買戻しが加速させた背景があると思います。
しかしそれがなくなってきつつあるということが、
日本株の上がりづらさの正体なのではと思います。
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