関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
23日の日経平均は28,874円と下落となりました。
22日の急騰は株の買い戻しが
上昇のエネルギーになったと結論付けたわけですが、
そうなると日経平均や日本市場は
空売りの戻しでしか反発できないようなリズムになっていくと、
じりじりと下がっていくような感じになってしまいます。
NASDAQ市場が新高値更新した割には、
株の勢いも含めて、少し盛り下がっている感は否めません。
23日は実は上昇の材料になりそうなものはありました。
それが9984 ソフトバンクグループの株主総会です。
しかし、上昇の材料とはならず盛り上がりませんでした。
全市場の売買代金ランキングを見ると、
今まで相場のリード役だった4523 エーザイが下落しています。
また7974 任天堂や7203 トヨタ自動車も下がっています。
こういった売買が太い企業が下がった一日となりました。
市場の注目銘柄としては4776 サイボウズです。
デジタルトランスフォーメーション関連銘柄として
注目していた方も多かったと思います。
No Codeを中心にしたIT化支援などを行っている企業ですが、業績は正直良くないです。
売上は月次では上昇していたのですが、
業績予想の修正を行い、赤字となってしまいました。
つまり広告費用にお金をかけすぎていました。
これは経営的にまずいところの、
まずいタイミングでお金をつぎ込んでしまった結果、
売上トントンの赤字となってしまったというのは良くないことだと思います。
VIX指数とは別名「恐怖指数」、「ボラティリティ指数」といいます。
この指数はS&P500指数のオプション取引の値動きを示しています。
つまり市場の変化の方向ではなく、市場がどれだけの頻度で動いたかを表しています。
そして周期性が高い指数となっています。
図のチャートをみるとVIX指数は再びレンジの下限までいきました。
4月の低水準や6月の低水準まで到達しました。
VIX指数が16ポイントまで行ったので、
市場の予想としては小動きになるのではないかと思います。
12ポイントを目指しているかのような動きをしており、
だんだんと反発するリズムが短くなっているような気がするので、
またVIXが上昇して、市場が大きく変動するのではないかと思っています。
インドはワクチン接種が進んだことにより、
SENSEX指数指数が史上最高値をつけました。
日本も職域接種などワクチン接種がどんどん進んでいるのですが、
まだそこに海外投資家が気づいていない様に思います。
日本株の上昇のポイントとしては、
このワクチン接種相場に戻れるかどうかだと思います。
ワクチン接種率が加速して、
日本のサービス業のPMIも好転していってワクチン接種相場になれば、
また日本株が上昇していくと思います。
あとは日柄もポイントだと思います。
日柄をこなして、ポジションを小さくして
上がっていくのもポイントの一つだと思います。
アメリカ疾病予防管理センター(CDC)はデルタ変異株脅威論に切り替わっています。
もしかすると世界市場はこのデルタ変異株に
右往左往するかもしれない可能性があります。
このCDCの論調が切り替わったことは
これからの市場を見ていく上でのポイントの一つだと思います。
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