日経平均は建設セクターが牽引中。注目は15日!!

7月14日の市況解説

14日の日経平均株価は28,608円と反落しました。

株式は建設業セクターが市場を牽引しています。

昨日紹介した地盤調査を主力としている4673 川崎地質

年初来高値更新となりました。

また同じ建設業の1926 ライト工業1914 日本基礎技術なども

年初来高値更新となりました。

 

TOPIXは1,963ポイントとなりましたが、

依然として株は強い状態だと思います。

 


図は日経平均株価の30分足のチャートです。

チャートを見ると赤丸部分にやけに大きなボリュームがあることが分かります。

想定していたところまで日経平均が戻った後は、

一旦沈んでいるといった状況です。

ここから上昇するには、非常に大きな要因が必要です。

空売りの戻しだけで上昇することは難しいと思います。

15日の9983 ファーストリテイリングの業績発表や、

台湾TSMCの業績発表、中国のGDP発表など

特大なニュースで火が付く必要があります。

奇しくも来週東京オリンピック開催に伴い連休がありますので、

そういったところから逆算すると15日が目途だと思います。

現在、業績が良い銘柄が素直に買われているので、

企業業績を前向きに捉えようとしている動きがある様に感じます。

なので特に日経平均に対して良い業績発表があれば、

この重たい上値も超えてくるようなきっかけにはなるかと思います。

 

 

 

海外市場の様子


図はNYダウ輸送株平均のチャートです。

NYダウ輸送株平均の構成銘柄を見ると、

約8割は評価が売りに傾いています。

チャートを見てみると、調整トレードとなっています。

 


そしてNASDAQ100指数に下落トレンドが出ています。

上の図はNASDAQ100指数のチャートで、

黒丸部分で久しぶりにMACDが高値圏でデッドクロスしています

これは4月19日以来となります。

MACDが下がり、そしてゴールデンクロスが来るのを待つのが良いと思います。

直近で変化しているテクニカルなので注目しておいた方がいいと思います。

 

そしてアメリカの消費者物価指数(CPI)が発表されました。

リーマンショックが起こる前のインフレ率とほぼ同じ水準となりました。

FRBはピークに達した可能性大という評価をしていますが、

これが8月、9月も上昇していけば、FRBはかなり警戒する形となり、

早期に金融引き締めの可能性が出てくるかと思います。

 

 

 

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