日経平均大暴落!?ここからの戦略は?

6月21日の相場解説

21日の日経平均株価は予想していた通り、

28,010円と大幅下落となりました。

チャートをみると、酒田五法の下放れ二本黒という、

伝統的なローソク足の売りサインが点灯していました。

色んなテクニカルが売りを伝えている形となっていました。

また5月の安値付近がある程度意識されている様に見えました。

 

TOPIXは日経平均と比べると、そこまで下落していませんでした。

 

そしてマザーズ指数ですが、気になる点がありました。

2516 東証マザーズETFを結構空売りしている人が多かったようですが、

マザーズ指数は-1.82%の下落の割に、ETFは0.22%の上昇と、

マザーズに対してのETFを使った売りが増えすぎて、

マザーズ指数が2%程下がっているのに

ETFの空売りはそんなに儲かっていないという

アンバランスな状況となっています。

 

市況をみると、16日で唯一プラスだったのがREITでした。

FTSEのリバランスが終わってから+0.17%なので、

このREITが崩れると、本物のリスクオフを考える必要が出てきます。

 

 

 

下げを感じることが出来た指標

今回下げを感じることが出来た指標といえば、

個人投資家の買いや、

日経平均の某テクニカルだったり、

S&P500のBPSPXや、

スキュー指数の高騰とVIX指数の軟調というあべこべな状況、

そして水星逆行とシーズナリティなどが今回の下落のポイントだったと思います。

 

 

 

注意しておくテクニカル


気を付けておきたいのが図の日経平均週足のテクニカルです。

伝統的な日本のテクニカル分析で新値3本足というものがあります。

今回これが久しぶりにありました。

 

そしてMACDも16日は上昇すると見せかけてからの騙しのクロスとなりました。

週足のMACDは昨年はさほど機能をしていませんでしたが、

テクニカル的な圧力というものは少しは存在していると思います。

 

週足のMACDのクロスと新値3本足が重なるのは初めてなので、

自律反発はしていくかもしれませんが、

ある程度の重たさを感じながらの、息切れするような相場

ゴールデンクロスするまでは感じておいた方がいいかなと思います。

 

 

 

米国相場の注目ポイント


米国相場のリバウンドで注意するなら米国債10年利回りです。

急激な政策変更を消化するのにマーケットが時間がかかったということは、

チャート上の低下を見て分かります。

2年物は上がって、10年物が下がるなんてアンバランスな状況は珍しいです。

早期利上げであれば、通常なら上昇していくのですが、

今回の下げをみると、すでに景気の回復は織り込んでいて、

短命なのではないかと感じている様に思います。

そして今までのリフレトレード、インフレトレードが逆回転した様に思います。

今低下している中でどんな感じになっていくのかが一つのポイントだと思っています。

 

 

 

本田先生紹介銘柄

今回は下がったら狙いたい高配当&増配銘柄について紹介します。

 

【1887 日本国土開発】
土木・建設用機械の製造販売も手掛けるほか、建築では張虎総案件にも参入しています。

不動産と太陽光など再生可能エネルギーを土木・建築に次ぐ柱へ育成中です。

配当利回りも4%と高配当となっています。

 

【3131 シンデン・ハイテックス】
液晶や半導体など電子部品を主力とする専門商社です。

半導体では米国AMD製品や米国IBM製品、韓国ATセミコン製品なども取り合っています。

販売先はデンソーテングループなどで、配当利回りも4.5%と高配当です。

 

【4714 リソー教育】
首都圏地盤に個別指導受験塾「TOMAS」を運営しており、客層は高所得となっています。

幼児教育や家庭教師派遣、英会話にも力を入れています。

配当利回りも3.8%と高配当となっています。

 

 

 

これからの日経平均

リバウンド狙いというよりは、一回戻ったところでの値動きを見てみたいと思います。

16日の始値を越えてきたら、一過性の下げだったという結論になるかと思います。

やはり安牌を狙うなら、200日移動平均線付近まで下がった時に、

買う銘柄をリストアップするのが良いかと思います。

 

 

 

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