関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
5月11日のマーケットは急変いたしました。
大幅に反落して日経平均は28608円と約900円程の下落となりました。
下落の背景にはオリンピック中止という世評が影響したという説もありますが、
千竃の考えではオリンピックは中止にならないと思っています。
4324 電通の株価を見るに、もしオリンピック中止にならば今日のような株価にならないと思うからです。
オプション市場はプットオプションの上昇の勢いが凄いことになりました。
SQが今週14日ということで、いよいよ展開が読めなくなっています。
今日はVIX指数の上昇に伴い、日経平均VIも4月の高値を終値で更新いたしました。
この1か月間低ボラティリティだったものが一気に上昇して、一時は24ポイントまで上昇しました。
SOX指数(半導体指数)は大幅に下落しました。
そしてラッセル2000指数も上昇トレンドは維持していますが、比較的大きな陰線を描いており、
間もなくトレンド転換になるかもしれないというレベルまで来ています。
そしてVIX指数は大きな陽線を描いています。
昨日までは上がるような予兆はなかったのですが、一気に陽線を描いた形になりました。
しかし他の指数が下落している中で、NYダウはそこまで下落しているわけではありません。
今は小型株、半導体株、ハイパーグロース株を中心に売られている状況です。
長期債利回りが1.6%まで上昇したことが下落の要因と言われていますが、
原因は多くのアメリカの銀行総裁が緩和縮小の早期実施を求める発言したことだと千竃は思います。
雇用統計の発表でテーパリングの時期が遅くなったことで上昇したこともありましたが、結果は全部だましになっています。
今の日経平均はアメリカ市場が崩れるだけで弱い状況となっています。
上昇にはついていかず、下げには追随しているという、本質的にヤバイ状況となっています。
そして信用買い残の逆流が押しかかっており、
負のスパイラルとしてマザーズ指数の大幅下落も起こっています。
今のマザーズ指数は6日続落で大幅に下がっています。
その勢いは年初来安値に差し掛かる勢いです。
そして今のマザーズ銘柄は信用買い残が多い銘柄が多いです。
チャート上では1000ポイントが岩盤となっています。
なので中期的な目線では、信用の整理を待つか、まだ買わない方が良いと思います。
短期的な目線ではマザーズ銘柄は止めた方が良いと思います。
とはいえテクニカル的には今25日移動平均線との距離はまもなく10%に突入しており、
過去10%に近づいた局面だと反発しやすいリズムは確かにありました。
しかし新興市場は金利上昇に弱く、インフレにも弱いです。
そして信用の重さ、軽さが鍵となりやすいです。
結果マザーズ指数はテクニカル分析では測れない領域にはなりつつあります。
相場変調の予感を感じており、日に日にマーケットの難易度が高くなってると思います。
相場の難易度が高い場合はオプション取引へシフトした方がいいでしょう。
こういった下落過程こそオプションの出番だと思います。
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