関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
日経平均株価と移動平均線について深堀り解説したいと思います。
図は5月12日時点の日経平均株価と200日移動平均線のチャートで、
下部分は200日移動平均線の乖離率となっています。
日経平均株価は習性的にほとんどの年で200日移動平均線にタッチしています。
2020年は割り込んで抜けて駆け上がっていきました。
2015年の超強気相場の時もタッチしています。
2021年は5月12日の時点では200日移動平均線は
26,800円くらいのところに位置しています。
一番加熱していたのが2月15日でちょうど半導体指数であるSOX指数が
高値を付けた日とピンポイントで一致しています。
日経平均株価が200日移動平均線にタッチしなかったのは
2013年のアベノミクスの時です。
ほぼほぼタッチしている200日移動平均線が
目下26,800円ぐらいに位置しているので、
今年も恐らくタッチするだろうと思います。
日本の投資家または日本の国内の機関投資家が意識しているであろう
25日移動平均線と75日移動平均線との関係性が崩れようとしています。
25日移動平均線ははるか上にあり、75日移動平均線も割り込んでいる状況で
これが続くと、移動平均線が交差するデッドクロスという形になります。
短期的に移動平均線のデッドクロスはトレンドが悪化するという風に考えられます。
過去を見ると、2020年の2月27日に移動平均線がデットクロスしてから、
日経平均株価は7~8%ぐらい下がっています。
デッドクロスは年に1、2回しか点灯しない移動平均線だけの強烈な下げサインなので、
日柄的には年に1、2回の売りの流れが出そうということです。
オプション取引的には収益機会のチャンスとなります。
日経平均に関しては、信用買い残がパンパンに膨れ上がっている状況もあるので、
日銀が買わないテーパリングをしています。
アメリカもテーパリングやインフレを意識している動きがあります。
そんな中で日経平均株価が下がる方に賭けるのは、
過去のデータ上、期待値としては高いと思っています。
日経平均が上がる権利を空売りする、
コールオプションの売りが非常に良いと思います。
二番手としてはプットオプションの買い、
ボラティリティを買う戦略は期待値としては高いと思います。
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