関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
25日の日経平均は28,553円と4日続伸となっています。
25日の日経平均の値幅は今年最少となっており、
TOPIXの方も6連騰となっていますが、値幅は小動きでした。
売買代金は盛り上がっておらず、2~2.1兆円の薄商いとなっています。
アメリカでは半導体株が市場を牽引したという事で、
東証に上場している半導体株もほとんどが上昇しました。
上値は重たいですが、ファンダメンタルズ的な下値の余地があったのも要因の一つだと思います。
ビットコインはまた著名人のボジショントークに振り回されている模様です。
日経平均株価は久しぶりに終値ベースで28,500円を超えました。
これは5月12日以来なので約2週間ぶりに何とか持ち直した形となります。
株式はテーマ性を伴う銘柄が再び上昇してきたことは、
株式市場にとって追い風だと思います。
今回の日経平均の反発のサインは5つのポイントがありました。
1つ目が、プットの出来高です。
ここ最近のプットオプションが全然購入されていない状態が続いていました。
もし相場が下落するのならプットオプションの出来高はどうしても場に出てきます。
チャートはいくらでも騙しなどがありますが、
ファンダメンタルズ的な部分や出来高は裏切らないと思います。
2つ目が日経平均株価の過去のパターンです。
図のようにボリンジャーバンドで見ると、21日にようやく-1σを抜けました。
そこから3日連続上昇となりました。
過去のパターンではボリンジャーバンド-3σ超える下落では、
その戻りが正常化するときは概ね-1σを越えてから上昇していました。
3つ目が日経平均株価のファンダメンタルズです。
ソフトバンクグループがEPSなどのファンダメンタルズを改善させていますが、
日経平均ということで考えるとPERは13倍台です。
PER13倍台を割り込むためには27,000円を割り込まないといけませんが、
27,000円のプットオプションに強い買いが入っていると考えられなかったことが反発を読みとった理由の一つです。
4つ目は今年当てているテクニカル分析がありました。
内容は弊社の千竃が担当しているコースの会員様向けなので伏せますが、
このテクニカルサインが貢献しました。
そして最後にクレディスイスの買戻しです。
ここ最近クレディスイスがずっと買戻しをしていました。
こういったファンダメンタルズ的な要素、
そしてデリバティブ中心に考えると反発を読み取れた流れとなります。
VIX指数は軟調となっており、VIX指数の買い場が徐々に近づいています。
今のところリボンチャートを上抜けて、
5日間程オプションは急騰したのですが、また軟調となっています。
所謂ゴルディロックス相場入りかもしれないという事です。
過去のパターンだとコロナショック以降リボンチャートを上抜いて、
1週間持つか持たないかの状態の後、そのまま下抜ける形になっています。
VIX指数が16ポイントまで下がり始めたら、買いタイミングが近づいていると思います。
そこまで下がるとVIXのETFなどを視野に入れてもいいと思います。
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