関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
日経平均株価 月足チャート
きょうで8月も終わり、明日から9月。
日経平均株価の8月の月足は陽線となりました。
6月の高値は抜けていませんが、7月、8月と上昇。
8月の日本株が底堅く推移した要因としては、GPIFの株買いと日銀のETF購入、
そして、9月米利上げ観測による円安・・・と言いたいところですが、為替はまだ1ドル103円台。
日経平均の6月高値は17145円ですので、あと250円程度です。
ただ、6月のドル円は1ドル110円付近でした。今の水準とはまだ相当隔たりがあります。
そう考えると、今の為替水準で日経平均が6月高値付近にあるのは、やはりGPIFの株買いと日銀のETF購入の影響が大きいと見て良いでしょう。
なお、今年の日経平均は初旬に下げる傾向があります。
1月4日(月)582円安
2月1日(月)346円高
3月1日(火)58円高
4月1日(金)594円安
5月1日(日)518円安
6月1日(水)279円安
7月1日(金)106円高
8月1日(月)66円高
と、月初めだけ見ると4勝4敗で5分の成績ですが・・・
「初旬」という括りで見ると、2月は月初こそ上昇しましたがすぐに急落、
7月、8月も月初は上昇しましたがその後調整しています。初旬堅調に推移したのは3月だけ。
この傾向を見ると少し身構えてしまいますね。
9月のFOMCと日銀会合はかなり大きなターニングポイントとなりそうです。
イベントの結果次第ではかなり荒れるかも知れません。
米利上げ=円安株高という楽観論も出てきましたが、警戒を強めたいと思います。
最新情報をお届けします