関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
22日の日経平均は28,884円と大暴騰となりました。
日経平均は3%下がってからの3%の上昇、
TOPIXにおいては全て戻した形となりました。
正直、22日の急騰は予想していませんでした。
日経平均225は珍しく全て値上がりとなっており、
値上がり銘柄は2107銘柄、値下がり銘柄はわずか69銘柄となりました。
22日に上昇した銘柄では6702 富士通が約5%程の上昇となり、
年初来高値を更新しました。
そして3038 神戸物産も約5%程の上昇となり、
年初来高値を更新しました。
16日に戻った株の共通点は業績だと考えています。
NY市場を刺激したのは、パウエルFRB議長の発言が要因となっています。
米国経済は持続的に改善しているという議会証言が注目を集めました。
今の日本市場は中立の立場まで戻っていますが、
未だ週末の水準まで戻し切っていない状況となっています。
そして日銀の買いが入った影響が今日の暴騰につながったと思います。
大きな陰線を引いて、17.89ポイントまで下がりました。
まだ反騰の芽はありそうですが、次のVIXの買い時を待とうかと思います。
米国債10年債利回りは日本市場の時間外の間だけ下がって、
NYダウの時間になったら元に戻すという不思議な状況となっています。
しかも10年債利回りが上がって、株が騰がるというおかしな状況になっています。
大きな上髭を描いており、25ポイントまで上昇して、
20ポイント台で終わっています。
一応、短期線中期線長期線をボラティリティが上回った時には、
過去のデータでは高いボラティリティが2~3日は続いていました。
しかし今回は割り込んでしまった状況となりました。
1月28日も同じ水準まで空売り比率が高まって、
その後大きく下がってから、買戻しが走りました。
今回は空売りの買戻しが加速している状況となりました。
しかしこれは売りの買戻しがなくなると、
結局エネルギー不足になるのではないかと思います。
空売りの買い戻しでしか、
大きな陽線を作り上げることができないのは
いずれエネルギー不足になるし、
やはり日経平均を司る銘柄が元気にならないと、
日経平均29500円台超えを目指すのは難しいかと思います。
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