関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
7月29日の日銀会合で日銀はETF購入の増額を発表しました。
日銀は既に10兆円近くETFを購入しているはずですが、3兆円ほど更にETFを買い増すそうです。
市場はこれを短期的に好感したようで、7月29日と8月1日の日経平均株価は上昇しました。
8月1日の株式市場の物色動向を見ると何の材料も出ていないファーストリテイリングとソフトバンクが急上昇。
明らかにETF購入を意識したような動きが見られました。
中央銀行が株を買っている国は世界広しといえども日本だけ。
米国でNYダウが史上最高値付近で推移しているこの状況で、足元の景気が減速傾向にあるからと中央銀行が株を買い増しする日本。
これはやはり手放しで喜べませんし、どう考えても異常です。早晩、副作用に苦しむことになるでしょう。
財政出動やETF買いが好感され、数ヶ月という短期スパンで株価は上昇するかも知れませんが、本質に根ざした上昇ではないという意識は忘れずに立ち回りたいと思います。
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