関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
6月21日、日経平均株価は28,010円と暴落いたしました。
そこで今回は暴落したら取るべき5つのポイントについて解説していきたいと思います。
まず1つ目が違和感を大事にすることです。
今回感じた違和感のひとつに、
今まで相場を牽引していた7203 トヨタ自動車が下落したところにあります。
トヨタ自動車は5月から相場のリード役として日本市場を牽引していました。
その影響でTOPIX自体も強かったのですが、
FOMCが終わってからトヨタ自動車に大きな下げが入りました。
今までリード役だった株に一斉に売りが入ったという事は、
その株の買い意欲がなくなるということで、
相場のリード役が不在という形になりました。
そこが違和感のひとつでした。
やはり今の市場は何がリード役なのかを常にウォッチしておくことが大事です。
日本株は何で上がっているのか、
どの株が日本株を牽引しているのかを見ておくことで、
こういった違和感へのアプローチが可能になります。
そしてもう一つの違和感がスキュー指数(SKEW指数)でした。
S&P500が新高値更新をするたびに、
スキュー指数は上がっていきました。
つまりマーケットの参加者、特にオプション市場の参加者は
何かしらの違和感だったり、リスクを感じ取っていたわけです。
そして、銅価格でも違和感がありました。
FOMC直前に、景気に先行しやすい銅価格がレンジブレイクをしていました。
2つ目が暴落の原因を考えることです。
恐らく今回の暴落はインフレトレードやリフレトレードなど、
金融緩和で上がるような投資戦略が、
FOMCを経て一斉に逆回転させたことが原因だと思います。
暴落の原因を考えることは解決策につながる一歩だと思います。
3つ目が建玉のレバレッジを確認することです。
これはポジション管理の話になりますが、
日頃から確認しておくべきなのですが、
建玉のレバレッジがどれだけかかっているかの確認は重要です。
もし建玉に凄いレバレッジがかかっている場合は、
そこから10%下がった場合のシミュレーションをしておいた方がいいです。
10%下がった場合の信用維持率や証拠金の維持率などを想定すると、
資産ヘッジするのか、空売りをするのか、指数を売るのか、
そういった次の行動が見えてくるようになります。
4つ目が慌てずに監視リストに入れることです。
下げの時こそ、値上がり銘柄ランキングを見ることが大事です。
暴落している時に買い需要が高い銘柄は、
新しい投資のアイデアなどチャンスが広がっていると思います。
暴落時に上がっている銘柄に投資の将来のヒントがあるので、
そういった銘柄を監視リストに入れておくと良いと思います。
最後の5つ目が慌てずに買いを考えることです。
こういった暴落相場こそ、やはり株を買うべきだと思います。
どんな株を買えばいいかというと、
テクニカル的なアプローチより
ファンダメンタルズ的なアプローチの方で考えた方がいいと思います。
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