関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
今週の日経平均はほとんど動きませんでした。
アメリカの好調な指標によってどちらかと言うと米国株の方に資金が流れ、
日本株は売買代金もギリギリ2兆円ほどで膨らんでいませんでした。
出来高がない分、上値を取っていけなかった1週間だと思います。
日本の市況はそこまで良くなく、決算で良いものがあっても、
やはり米国株と比べるとインパクトが足りない印象を受けました。
NYダウは金曜夜に164ドル高をつけました。
NASDAQは前半下げましたが、後半盛り返しました。
半導体株などが下がっている反面、金融株が上がっていました。
米国の経済指標のひとつである3月の住宅着工件数は
2006年9月以来の高水準で、アメリカの不動産市況が盛り上がりました。
これは株価を押し上げる原動力になりそうです。
そしてS&P500も上がっており、主要3指数が上昇しています。
それに伴って日経平均CFDも29,800円ほどで終わっています。
月曜日はある程度上から始まりそうですが、
日経平均は現物市場が開いていない時間に高値をつけており、
先物の需給だけで上がるという歪な状況になっています。
そして今は金も上昇しつつあります。
VIX指数は16.25と低下しており、
恐らく来週はプットオプションが弱含み、急激な減価が始まると思います。
以前4月は下がりにくいとYouTubeで解説したように、
プットオプションの売りが有効だと思います。
米国国債10年利回りの金利が低下しており、国債が買われている感じがします。
データから見て考えると、恐らく中国辺りが買っているのではないかと思います。
日本株と米国株で差がつき始めています。
日経平均株価をダウ平均株価で割ったものをND倍率といい、
これが2020年11月ぐらいの水準まで落ち込んでいます。
つまり米国株だけ上がって日本株が上がらない状況が数字でも表れ始めています。
信用買い残が3.1兆円まで膨らんでいます。
今の信用倍率は2018年の水準まで膨らんでいます。
すなわち信用の買い残が膨らめば膨らむほど、
少し突いただけで大きな下落につながりやすい状況になっています。
また四季報で26周線を割っている銘柄且つ、信用倍率が高い銘柄が685銘柄あります。
まだこの数値は普通ですが、これが増えてきたら、
信用の買い残が溜まりながら、週足でずっと下落している銘柄が
増えているということなので注意が必要です。
引き続き東証全体の信用倍率やチャートの悪化の件数を
深く観察していきたいと思います。
来週は気になる企業の決算が目白押しとなっております。
4月22日に半導体銘柄の6146 ディスコや6594 日本電産の決算発表があります。
日本電産に付随する企業は数多くあり、決算結果に影響される可能性があります。
また半導体銘柄は日経平均寄与度が高い銘柄が多いので、
日経平均に対して変化を与えるのでは思います。
そしてストリーミング配信大手のNetflixが4月20日に決算を控えています。
また4月23日は2413 エムスリーが決算発表となっています。
今は業績が結構敏感に反応しやすいので、
好業績の企業を見つけてアドバイスしていきたいと思います。
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