関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
今日の日経平均はサポートしていた13週移動平均線を割り込みました。
また機関投資家が積極的に売買していないことが目立ちました。
仮想通貨関連の下落が多かった印象があります。
そしてロックダウンの出尽くし買いでアフターコロナ銘柄の上昇がありました。
来週は4日間の立ち会いで、より売買代金が萎むのではないかと懸念しています。
来週はカナダのテーパリングやアメリカの増税の影響で米国株が下落し、
その影響を日本株も受ける可能性があるように思います。
米国の富裕層を対象にした増税が話題になりました。
元からの公約でありましたが、現状のキャピタルゲイン課税は最高税率で20%です。
それを年間所得100万ドル超の富裕層を対象に、約2倍の39.6%に引き上げるそうです。
来年の初めぐらいに確実になるかと思います。
実質これは政府主導のテーパリングになる可能性が高いです。
今日の下落が加速したのは噂話ベースで
「仮想通貨には80%のキャピタルゲイン課税される」という情報が出回った影響が大きいです。
これにより、今まで「利益確定売りが進み、リボンチャートで反発する」という
テクニカル上の神話が崩れてしまいました。
暗号資産、仮想通貨に対するより深い知見を
相場観に結び付けないとこれからの予測はしづらいと思います。
VIX指数は今まで軟調軟調と見てきましたが、下値を切り上げつつあります。
終値ベースでは高値更新していますが、リボンチャートを上抜けるまでにはいかない状態になっています。
もしこれが上抜けたら、米国市場も日本市場も危ないトレンドになると思います。
オプションはやはり暴落相場に非常に強いヘッジが出来ます。
しかも先週の様な揉み合い相場でも強いヘッジにすることが出来ます。
また株と違って、SQというゴールが決まっています。
オプションに触れていると買いだけでなく、売るという選択肢も非常に重要になってきます。
そして、売買動向やオプションの先高観や先安観で全体的な相場観も養うことが出来ます。
もし今後テーパリング相場になると更に躍動できる可能性があります。
グローバルで活躍している企業や成長や安定を裏付ける実績を持つ会社は
今の相場ではちゃんと数字が出ています。
なので千竃はまだまだ株式投資に関しては問題ないと思っています。
ただ、不安材料が全くないわけではないので、
相場と対話していくことが大事だと思っています。
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