米国暴落を予測したスキュー指数とアフターコロナ銘柄

7月20日の市況解説

20日の日経平均株価は27,388円と5日続落となりました。

日経平均の軟調は予想していましたが、

200日移動平均線を割り込んで引けたのは想定外で、

終値ベースで今年一番低い水準で引けてしまいました。

 

株式では21日に業績発表を迎える6594 日本電産に注目です。

チャートを見ると、5月のCPIショックから徐々に戻りを試している状況です。

非常に強気な見通しなので、それを上回るような業績を出せれば、

色々な関連企業が物色されそうな気配がします。

そして他の株式ではアフターコロナ関連の下げが目立ちました。

 

米国市場では、量的緩和縮小への議論が本格化するというヘッドラインが出てきました。

FOMCが7月28日・29日に予定されているので要注目です。

そしてNYダウは19日に大幅下落しましたが、

20日には前日の下落の反動なのか、大幅に上昇しています。

今の相場は今までの緩和バブル相場に

慣れ過ぎてしまっているので注意が必要だと思います。

 

 

 

米国市場の様子


図は米国債10年利回りのチャートです。

日経平均と同じく、200日移動平均線を割っています。

やはり鍵は200日移動平均線だと思います。

 

図のハイイールド債も大きく下落しました。

こちらもリスクオフの様相になっており、

200日移動平均線を割り込むような展開になってしますと

非常に不味い状況となってしまいます。

 

そして同じく200日移動平均線を意識してみると、

図のiシェアーズ米国国債20年超ETFのチャートでは、

200日移動平均線を越えて3日目となっています。

つまり株を売って債権を買おうという流れが生まれています。

株から債券への資金流入がリスクオフを加速させているのではないかと思います。

 


スキュー指数(SKEW指数)は別名「ブラックスワン指数」とも呼ばれており、

潜在的なダウンサイドのリスクを示す指数で、市場の歪みを表す指数です。

アウトオブザマネー(OTM)のプットオプションの買い需要を示しており、

遅効性がある為、直近の暴落を示唆するものではない特徴があります。

ここ数ヶ月の間、スキュー指数の上昇について警戒していましたが、

概ねその傾向が出てきたように感じます。

 

 

 

アフターコロナ銘柄の動向


図はダウ輸送株平均のチャートです。

こちらも200日移動平均線に到達しようとしております。

ダウ輸送株平均はモノや人を運ぶ代表的な20銘柄で構成された指数なので、

アメリカで起きた流れは日本でも起きやすい傾向を考えると、

ある程度のサポートまで到達したタイミングで買いと判断するのも良いかと。

取引に関する最終的判断は御自身での判断となりますので御理解下さいませ。

 

 

 

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投資に関する、取引するか否かの最終的判断は自己責任となります。

十二分に御理解頂き投資に関する一つの指標として、参考にされて下さいませ。

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