米国株8月大暴落に仕掛けている投資家の存在

先週の振り返り

7月の日本相場は日経平均株価が1000円以上下落しました。

しかし米国相場を見てみるとS&P500はプラス2%、

NASDAQは1.6%高となっており、

年初来でみるとS&P500は17%、NYダウは14%、

NASDAQは13%と、大幅上昇しており、

非常に良いパフォーマンスを出しています。

米国市場は好調にもかかわらず、

日経平均株価は年初来の水準まで落ちてしまいました。

日本市場の需給的な問題や構造的な問題がまだまだ足を引っ張っている様な状況です。

 

金曜日のアメリカ市場を見ると、Amazonの売られて、

NYダウは-0.4%、NASDAQは-0.71%、S&P500は-0.54%、

VIX指数は3%上昇して、18.24ポイントとなっています。

高値更新をしているのに恐怖指数だけが上がっているという、

ダイバージェンスが起きているので、

恐らく市場は何かに怯えている様に見えます。

千竃が考えるに、それはジャクソンホール会議だと思います。

これは世界の中央銀行首脳らを集めて開催する経済シンポジウムで、

ここでテーパリングなのか、景気のピークアウトなのか、

あるいは景気の見通しを変えるのかといったところで、

市場が少し警戒しているのかなと思いました。

 

 

 

SPYのチャートから見えてくるもの

米国株の8月末大暴落を警戒している投資家の存在が大きく現れました。

 

S&P500と非常に連動性がある高配当ETFで

SPY(SPDR S&P500 ETF)というものがあります。

図はSPYのチャートで、

8月27日に期限を迎える370ドルまで下がる権利が、非常に大きく買われています。

8月26日から8月28日の間に開催されるジャクソンホール会議に合わせて、

強烈なヘッジをしているヘッジファンドか機関投資家がいる事が分かります。

 

 

 

今週の見通し

基本的に日経平均株価は弱いと思います。

リバウンドをしても弱さはありそうです。

 


図のNT倍率のチャートを見ると、

今年の3月にピークを付けてから下落傾向にあります。

このピークを付けた時は日経平均寄与度が高い

ソフトバンクグループが高値を付けた時であり、

日経平均寄与度が高い銘柄によって持ち上げられていたことが分かります。

日銀の消極的なテーパリングや業績悪化もあって、

どんどん日経平均だけが下がっていき、

TOPIXが上がりもせず下がりもせずのままで、

NT倍率が下がっている状況は続いていくと思います。

なので日経平均は弱いが株は強いといった状況が今週も続くかと思います。

こういった流れを見ると、日経平均に対してロングというのは中々難しいかと思います。

なので日経225オプションでコールオプションの売りや、

プットオプションでヘッジをするのがいいかと思います。

 

 

 

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