今週の相場見通し。日経VIの動向に注目。

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こちらの記事は、動画での内容を簡略して纏めた内容になります。
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先週の振り返り

先週を振り返ると暴落相場はひとまずは一段落したのではないかと思います。

先週の注目ポイントだったメジャーSQですが、わずか1分間でSQ値が決まりました。

なぜそんなに早く決まったのかというと、すでに木曜日の時点で決着がついていたからです。

先物と密接な関係を持っているソフトバンクグループの買戻しが加速され、

それに伴って他の株にも伝播していったものが、SQの買戻し需要が終わった途端に

日本市場は自重によって落ちてしまったのが先週の相場でした。

ポジティブでもなければネガティブでもないのですが、よくある日本市場のポイントだったと思います。

 

また9603 エイチ・アイ・エスがGoToトラベルを巡り不正を働いたということで、

アフターコロナ関連にとって嫌な展開となりそうです。

 

米国市場では金曜日にS&P500は新高値となりました。

米国の消費者物価指数(CPI)が予想通りだったこともあり、

一気にリスクオンの流れとなった様に見えますが、

実際は時価総額が大きい超ハイテク企業だけが騰がっている状況です。

 

実際小型株指数のラッセル2000は上昇しておらず、

中小企業は未だにダメージを負っている状況です。

真のリスクオンになったわけではないので、

額面通りS&P500が高値だから今週も騰がるといった風に受け止めなくてもいいかと思います。

ただし、VIX指数は35ポイントまで上昇していたものが半分の18ポイントまで下落しています。

このままVIX指数が低下し続けるとクリスマスラリーに近いような状況になりやすいと思う反面、

VIX指数には回帰性があるので、また米国株で緊張感が生まれるような下落を

安いところでアドバイスできるのではないかと期待しています。

 

 

 

株と日経平均の温度差は続きそう

来年もTOPIXは強いが日経平均だけが軟調といった事態が続きそうです。

なので日経平均に対してのヘッジが非常に有効なので、株を買うのはありだと思います。

 

ただ今週はFOMCなどのイベントも多いので、この水準で株を買うのは控えた方がいいかと思います。

株を買うタイミングで考えると、日経平均27,000円台のところではないかと思います。

また業種別で200日移動平均線を越えているものはトレンドが崩れていないので、

その辺りを日経平均が27,000円台になったときに買うのが良いかと思います。

 

また日足レベルで200日移動平均線を割っている銘柄が上場銘柄の半分以上あり、

これは明らかにトレンドがダウンしていることを表しています。

そして200日移動平均線を殆どの銘柄が割っている時は、株は買い場だと思います。

 

 

 

日経VIと日本市場の相関関係

日経VIは20ポイント台で1週間を終えました。

そして今週は恐らくボラティリティがダウンして始まりそうな気がします。

ここ1年間の傾向を見ると、日経VIが20ポイント台を割り込む時は、

日本市場が安堵・楽観に傾く時で、

おおよそ2週間~1ヶ月以内にボラティリティが急騰するタイミングが訪れます。

なのでVIX指数も日経VIもある程度楽観状態にある時に

デリバティブ市場でヘッジをしておくと

2週間~1ヶ月以内に良い結果に繋がることが多いということです。

 

 

 

今週の投資戦略

今週の投資スケジュールで注目すべきなのは14日・15日のFOMCです。

FOMCでのテーパリングのスケジュール、それに伴う利上げ回数やQTが注目されるかと思います。

予想はあまりしなくても良いかと思いますが、市場は一応警戒はするだろうと思うので、

15日はある程度注意しておいた方がいいかと思います。

 

 

 

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