関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
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十二分に御理解頂き投資に関する一つの指標として、
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ここまで拝読頂き誠に有難う御座います。
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目次
ドルインデックスとは、
ドルとユーロや円・ポンドなど主要通貨との力関係を見るための指標です。
一般的にドル円の動きを確認する際は、ドル円の為替チャートを見ると思いますが、
ドルインデックスを使うことによってより深い分析が可能となります。
そこで今回は、FRBが発表しているドルインデックスと
ドル円の5年の長期チャートを使ってドル円の分析をしたいと思います。
わかりやすく説明しますので是非最後まで読んでください。
コロナショックが起きた2020年1月から5月の米ドル円の動きは以下のようになっています。
米ドル円は2月に112円台を付けました。
その後、コロナの問題が深刻化し3月9日は101円台まで円高が進みました。
このまま更なる円高になると多くの人は思ったと思います。
しかしその後は持ち直し、3月24日は111円台まで円安になりました。
その後は4月1日に106円台をつけるなど乱高下の強い相場状況になっていることがわかります。
5月5日時点での米ドル円は106円台で推移しています。
下のチャートは同じ期間のドルインデックスのチャートです。
コロナショックが起きた3月にドルインデックスが跳ね上がっていることがわかります。
その後も高い推移でしたが、徐々に落ちてきているのがわかります。
つまりコロナショックが起きた3月は「ドル高円高」だったのです。
リーマンショックとは、
2008年に起きたアメリカ大手証券会社のリーマンブラザーズが破綻したことで起きた経済危機です。
大手証券会社が破産するなんて当時誰も考えていなかったので強烈なインパクトを与えました。
リーマンショックが起きたことによって自殺者や失業者は急増してしまいました。
多くの方がリーマンショックについては覚えているのではないでしょうか?
当時の日経平均株価は12,000円台から一時6,000円台まで下落しました。
ニューヨークダウも11,000ドルから一時6,000ドルまで落ちてしまいました。
リーマンショックが起きた原因は様々なものがありますが
最大の原因はサブプライムローンでしょう。
サブプライムローンとは、本来ローンを借りることのできない低所得者向けのローンです。
サブプライムローンは主に住宅ローンとして取り扱われました。
低所得者でも借りることができるローンなので当然貸し倒れのリスクが高くなります。
その分高い金利を取ることができることが特徴です。
当時アメリカの不動産市場は非常に景気が良かったので
仮にローンの返済が滞っても担保に通っている不動産を売却すれば返済することができたのです。
このサブプライムローンですが高い収益性が人気を呼び爆発的に売れました。
多くの銀行でサブプライムローンの取り扱いが行われたのです。
サブプライムローンに最も積極的なのがリーマンブラザーズでした。
リーマンブラザーズは格付けの高い債券にサブプライムローンを混ぜた金融商品を全世界に販売をしました。
このサブプライムローンの金融商品は、リーマンブラザーズの利益は大きく貢献したのです。
しかしアメリカの不動産市場に陰りが見えると
不動産を売却してもお金を回収できない事態が発生するようになりました。
さらにこのサブプライムローンは貸出当初の金利は低いですが
一定期間経つと金利が急上昇するため返済できない人が続出してしまったのです。
結果としてサブプライムローンがらみの商品を
大量に販売していたリーマンブラザーズは破綻に追い込まれてしまったのです。
リーマンショックの時の米ドル円とドルインデックスの動きは以下のようになっています。
<米ドル円>
<ドルインデックス>
リーマンショックの時は、急激に円高に進みました。
リーマンショックが起きた2008年には1ドル87円台を付けていることがわかります。
ドルインデックスも総じて高いのでリーマンショックの時も「ドル高円高」だったのですね。
下のチャートは2017年からのドルインデックスとドル円の長期チャートになります。
パット見ただけで値動きが違うのが分かりますね。
このようにドル円にドルインデックスを組み合わせると様々な情報を手に入れることができるのです。
<ドルインデックスの長期(5年)チャート>
<ドル円の長期(5年)チャート>
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