来年のリスクになるかも?日銀の出口戦略

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12月29日の市況解説

29日の日経平均株価は28,906円と反落となりました。

29日の下げは権利落ち日だったと考えれば、なんとなく予想できたものだと思います。

29日の相場は銀行株が強かった印象があります。

また株式を見ても日経平均株価が下がっている割には、

値上がり銘柄数>値下がり銘柄なので、

株式市場の体温は結構良かったものだと思います。

ただ先物が短期筋で少し相場を振り回していたという印象はありました。

OECDによると日本の経済成長率の見通しは最善の部類に入るそうです。

また1月にはIMFが世界経済見通しをアップデートするということで、

日本市場にとっても良いスタートになるかもしれません。

 

 

 

来年のリスクになるかも?日銀の出口戦略

日銀の2021年のETF購入額がアベノミクス前の水準に戻った様です。

1~3月までは6000億円購入していたが、4月以降は2800億円しか購入しておらず、

事実上金融緩和停止という状況となっています。

 

17日の金融政策決定会合の記者会見で黒田総裁は、

緩和縮小や正常化プロセスに入った状況ではないと言明していますが、

2010年の白川総裁の時の4500億円規模で始まったETF買いの規模よりも少ないものとなっています。

 

これからは日銀自身がETF買い入れの副作用の大きさを認めて、

50兆円に上るETFをどこで縮小していくのかがポイントになると思います。

 

 

 

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