関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
6日の日経平均株価は28,487円と急反落となりました。
大発会の上昇を全部吐き出した形となってしまいました。
この急落の背景には米国の3月の金融政策を巡る混乱が
FOMC議事要旨で嫌気されたことにあります。
米国市場は全体的に下落しており、日本市場も日経平均は2.88%の下落、
ただでさえ酷かったマザーズ指数は881.95ポイントと4.9%の下落となりました。
その一方で7203 トヨタ自動車などの自動車株や海運株は、
下落の影響が少なく、指数をアウトパフォームしていることが分かります。
今回の下落はグロース株売りが進んだ形となります。
米国では米30年債利回りが2.12%と急伸しており、昨年10月以来の水準となっています。
金余り相場から金が抜けていく様はビットコインが象徴的だと思います。
ビットコインのチャートを見ると年始から8%も下落しており、
金余り相場の終焉を感じさせます。
この程度の下げは微々たるものだと思います。
本当に慌てるべきラインとなるのは200日移動平均線なので、
もし200日移動平均線を割れてから、
2~3日しても戻らない様だったら非常に危ないですが、
今の状況だと慌てる段階ではないと思います。
その勢いは昨年4月の水準まできています。
この金利や債券のゴタゴタ感がマーケットに伝播したことや、
米国のオミクロン株感染者の大幅な増加なども相まって、
売りが売りを呼ぶ状態になり、大幅下落に繋がったのではないかと思います。
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