神経質な株式市場。今ナンピンするならどんな株?

1月11日の市況解説

11日の日経平均株価は28,222円と3日続落となりました。

しかし見た目よりも弱くはない相場だったと思います。

なぜなら値下がり銘柄は1100銘柄程ありましたが、

値上がり銘柄は960銘柄程と多かったからです。

 

株式を見るとグロース株の6861 キーエンスは7.8%の下落となっており、

日経平均に採用された時の上昇を打ち消した様な形となりました。

PERは未だに50倍台もあり、まだまだ売られる流れだと思います。

また6920 レーザーテックも4.6%の下落となっています。

未だにこの下落している水準でPERが130倍台もあり、

新年早々ディストリビューションデーだったので、買い下がれる形にはなっていません。

やはり世界的なグロースからバリューへの転換に伴う痛みが日本市場に影響を及ぼしています。

なので今の相場の雰囲気を考えると8345 岩手銀行や、

8354 ふくおかフィナンシャルグループの様な地方銀行などのバリュー株が注目だと思います。

 

そして11日の主役は8411 みずほフィナンシャルグループだったと思います。

過去に何回も障害を起こして、11日もサービス障害を起こしていながらも、

機械的に買いが入っており、3.05%の上昇となりました。

つまり機関投資家は企業自体を見ているというよりは、

グロースからバリューに切り替えるというお金の流れを見ていることが分かります。

なのでバリュー株はまだまだ買われる流れにあると思います。

 

NY市場はパウエルFRB議長の再任承認公聴会が控えており緊張感があります。

 

 

 

本田先生が選ぶナンピンOK銘柄

今ナンピンOK銘柄の基準としては3つあります。

それが低PER・低PBR・高配当です。

この3つに注目して探していけばいいと思います。

一方で、今ナンピンNGなのがグロース株です。

 

弊社の本田が選んだナンピンOKな銘柄を紹介すると、

中京地区を地盤とした準大手証券の

8616 東海東京フィナンシャル・ホールディングスがあります。

有力地銀との提携戦略を推進しており、富裕層向け営業に注力しています。

PER7.1倍で配当利回りが5.2%もあり、足元で業績回復中です。

また総合リース国内首位の8591 オリックスもPER10倍、配当利回り3.4%もあり、業績も好調です。

そして自動車用プラグや排気系センサーで有名な5334 日本特殊陶業

PER8.4倍、配当利回り4.7%と非常に良く、業績も好調です。

自己資本比率も高めで、信用取り組みまで良好となっています。

 

 

 

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