FOMCで世界最速に売られた日本株

注意書き①

1月27日の市況解説

27日の日経平均株価は26,170円と大幅続落となりました。

ついに正真正銘の暴落が起きてしまいました。

今後の展開はもしかすると株式一本では難しい展開になるかもしれません。

 

発端はFOMCで米連邦準備理事会(FRB)の政策変更がきっちりと分かったことにより、

アジアでいち早くマーケットが開く日本市場に

大きな空売りのヘッジポジションが積みあがりました。

しかも直近の日本市場では27,000円付近で結構反発などしていたので、

レバレッジ型ETFやダブルインバースの空売りなど

個人投資家の押し目買い意欲がありました。

そういったところが逆回転してしまい、27日の暴落になってしまいました。

 

マザーズ指数はサーキットブレイク寸前のところまでいき、

リーマンショックを超える下落率となりました。

 

株式を見ると、9984 ソフトバンクグループが9%下落となっており、

日経平均を約100円ほど下げてしまいました。

しかし地銀などは上昇しているところもあり、

弊社がよくYouTubeで紹介している8354 ふくおかFGは1.8%の上昇となりました。

 

 

 

ボルカー氏を彷彿とさせる

FOMC後の会見でFRBのパウエル議長は、バランスシート縮小の道筋を発表しました。

経済は持続的な高水準で政策支援の必要はないとしており、

直近の10%ぐらいの下げであれば

金融政策引き締めに影響なしというスタンスを取っています。

即ち躊躇せずに金融政策引き締めを実行するということです。

 

こういった一連の行動は1980年代のポール・ボルカー氏を彷彿とさせます。

当時10%を超える高インフレに悩んでいたアメリカ経済を、

ボルカー氏は躊躇なく政策金利の引き上げを行ってインフレ退治をしました。

そして、その後の米国株の全盛期となる

「グレートモデレーション(大いなる安定)」の下地を作りました。

 

 

 

日経225オプションを推す理由

こういった暴落時に日経225オプションをすすめるのは、

暴落において利益を出す、あるいは資産を守るというのが目的ではありますが、

他にも色々な投資における副産物があります。

まず投資においてメンタルが安定します。

オプションは暴落しても利益が出るトレードがあります。

また「オプションがあるから、株は長期的に見よう」といった切り替えもでき、

暴落にただただ怯えるのではなく、オプションという手段を使って対抗策が打てます。

そうすることでメンタルを安定させることに繋がります。

そしてオプション取引をすることで急変の嗅覚が研ぎ澄まされます。

またデリバティブ市場の仕組みが分かることで、

他の長期投資などを楽しめることに繋がります。

 

 

 

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