株式市場は少し落ち着いた模様

注意書き①

1月31日の市況解説

31日の日経平均株価は27,001円と続伸となりました。

日経平均の月足のチャートを見ると、値幅1700円程の陰線となっています。

月間ベースで見ると暴落とはいわないレベルだった様に感じました。

株式では業績発表された9110 NSユナイテッド海運は4.8%の上昇となり、

海運系は変わらずの強さを見せていました。

そしてグロース株も上昇しており、7826 フルヤ金属は6%程の上昇となりました。

また穀物関連のETFである1688 WisdomTree 穀物上場投信は6%も上昇しました。

 

 

 

相場が落ち着いた理由

今回相場が少し落ち着いた理由は5つあると思います。

まず1つ目が緊急事態宣言が現段階では発令されないとなったことです。

2つ目は米国の長期債利回りが1.78%に低下したことです。

そして3つ目が海運株が配当や業績など好調で日本株の追い風になったことです。

4つ目が恐怖指数であるVIX指数が26ポイント台まで下がり、

ボラティリティが落ち着いたことです。

そして5つ目がこれらのことを踏まえてテクニカル的な反発が起きたことです。

これは自律反発だと思うので、底打ちではないと考えています。

 

220131日経平均日足チャート

図は日経平均の日足チャートです。

今週は1月27日にあった大きな陰線の範囲、

即ち黒枠の範囲でしばらく推移するのではないかと思います。

なので31日に上がったと思ったら1日には下がってしまうイメージも

持っておいた方がいいと思います。

ただこの範囲の中で推移していく中で業績発表に火が付き始めて、

驚きの好業績や相場を牽引していくような材料が出たら、

このレンジを抜けていくのではないかと思います。

 

 

 

米国市場の様子

220131米国市場ヒートマップ
図は米国市場のヒートマップです。

実はVISAやMastercardなどの一部の金融系は

1月の月間パフォーマンスが良かったことが分かります。

またエネルギー・鉱物系も非常に強かったことが分かります。

特に暴落が起きた時の月末などはヒートマップを見て、

どこのセクターが一番酷かったのか、どのセクターが良かったのかを見ると、

次の投資のヒントが浮かびやすくなります。

 

 

 

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