ウクライナ情勢に振り回された一週間

注意書き①

2月18日の市況解説

18日の日経平均株価は27,122円と続落となりました。

今週はウクライナ情勢に一喜一憂した一週間だったと思います。

日経平均は大幅安で始まりましたが、ロシア側の歩み寄りの報道で、

下げ渋る動きとなり、結果的に0.4%の下落となりました。

 

株式では半導体関連が軟調に推移している中で、グロース株の6323 ローツェが逆行高となっています。

そしてマザーズ市場は新安値銘柄が100銘柄を超えており、マザーズ指数は708.81ポイントと下落しています。

 

米国市場では17日にNYダウが今年最大の下げ幅となりました。

乱高下を繰り返し右往左往しているヘッドライン相場ですが、

そんな中、日経平均のパラボリックは陰転してしまいました。

これによりトレンド系のテクニカル分析上では、良い所がなくなってしまった状況となっています。

 

17日の米国市場が大きく荒れていたので、18日の日経平均は暴落するのではないかと警戒していましたが、

ロシアのヘッドラインの影響もあり、結果を見ると27,000円台をキープして終わっていて、

強烈なヘッジが必要かと思っていたのですがその必要はなくなりました。

 

 

 

2月20日開戦の噂の真偽

2月20日に開戦するのではないかと噂されていましたが、

今その噂のレベルはオカルトレベルぐらいまで低くなったように感じます。

なぜ「20日に開戦」と噂されていたのかというと、

北京オリンピックが20日までとなっており、ロシアの演習も20日までということから、

「2月20日」が開戦の鍵になっているのではないかと憶測されたからだと言われています。

 

そしてアメリカとロシアの外相同士が来週後半の会談要請を受諾したということで

有事のリスクは比較的低いように思います。

 

 

 

もし有事になってしまったら

しかしもし有事になってしまったら、過去のデータから見ても相場は買い場になると思います。

但し、マーケットは今金融引き締め局面にあることを忘れてはいけません。

なので強さを発揮すると見込まれているバリュー株でも、

特にPER20倍超えているものは難しいかもしれません。

なので利回りが高く、投資家に還元する意欲がある銘柄や、

フリーキャッシュフローが安定している銘柄などを中心に注目するのが良いと思います。

 

 

 

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