関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
先週はウクライナ問題に揺れた一週間でした。
しかしウクライナ問題、即ち地政学リスクというのは長期的に見れば、
株式投資の買い場であることが多いです。
またこのウクライナ問題の裏には、金融政策正常化や金利の急騰、
日本固有のテーマだと岸田政権に対する不信感など、
そういったものが色々と隠れていることを忘れてはいけません。
NY市場を見ると、下げが止まらない状況で1週間を終えました。
一方で商品市場は強含んでおり、大豆市場は約1%上昇しています。
NY市場では他にも気になるニュースが出ており、
中立的なNY連銀のウィリアムズ総裁が、
「将来的にはMBSの売却も考慮する余地がある」とかなりタカ派的な発言をしました。
そしてNY市場引け後にバイデン大統領が、プーチン氏がウクライナ侵攻を決断、
あるいは近日中にウクライナの首都キエフを攻撃するだろうと会見しており、
恐らく不穏な空気のまま、21日は安く寄り付くのではないかと思います。
こういった地政学リスクで一喜一憂したり、要人の発言で右往左往して、
一瞬でNY市場や日経平均が乱高下するのは、
完全に企業価値を無視して市場が動いている状態です。
もちろん株価も重要な要素ですが、肝心なのはその企業のビジネスモデルであり、
それらを見ていけば異常に安く売られている銘柄も見つけることができます。
そしてこういった異常な相場は永遠には続かないということを忘れてはいけません。
日本株市場を見ると、6954 ファナックや6367 ダイキン工業などの機械系の下落が目立ちました。
特に6945 ファナックは2021年2月に高値を付けてからずっと下落傾向にあります。
ファクトリーオートメーションのリーダー的な存在であるファナックがこれだけ弱いというのは、
やはり海外投資家の日本株離れを感じざるを得ません。
短期的な売買で考えると、25日移動平均線を超えてきた銘柄に活路がある様に感じます。
今週は変則的な週となっており、21日月曜日がNY市場が休場となっており、
23日水曜日は日本市場が休場となっています。
こういった変則的な週なので株式投資においては買う局面ではないと思います。
但しロシアがウクライナ侵攻をした場合、日経平均は苛烈な下落に付き合う羽目になります。
その時は株は買った方が良いと思います。
ただそういった場合以外は基本的には様子見がいいかと思います。
また22日火曜日にサービス業PMIが発表されるので、
そこでポストコロナ関連銘柄が短期的に上昇しやすいかもしれません。
オプション取引は3月のSQを意識したダウンサイドの動きを狙っていきたいと思います。
いつもブログにアクセスして頂きまして ありがとうございます。
もし今日のブログ記事が投資の参考になりましたら大変お手数ですが
こちらのバナーをクリックして暁投資顧問の応援をして頂けますと幸いです。
最新情報をお届けします